ヤマハ発動機株式会社は1月19日、バッテリー交換式電動スクーター「EMF」を台湾で今年3月に発売すると発表した。Gogoro Inc.(台湾桃園市/Horace Luke CEO)との協業によるバッテリー交換式電動スクーターの第2弾となる。
「EMF」はGogoroの市販車をベースに、OEMモデルとして2019年に台湾で発売した「EC-05」とは異なり、「Gogoro Design Kit」をベースに、当社の現地法人Yamaha Motor R&D Taiwan Co., Ltd.が車体設計を行い、Yamaha Motor Taiwan Co., Ltd.が生産と販売を行うもの。これまでのEVスクーターとは異なる独自のスタイルや小径ホイールによる優れた加速性能によって、遊び心や楽しさを感じさせるモデルとしている。
バテリーはGogoroエナジーネットワーク社により台湾に設置されているバッテリー交換ステーション「GoStation®」を利用できる。
同社は2021年7月、2018年に策定した「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」を見直し、2050年までに事業活動を含む製品ライフサイクル全体のカーボンニュートラルを目指す目標を設定。なかでも2050年までに「スコープ3(主に製品使用時など)」におけるCO₂排出量を2010年比90%の削減の目標を掲げており、同機種はその目標達成に向け市場に投入する電動製品戦略車と位置づけている。