モータリスト合同会社(東京都大田区)は、米モーターサイクルのアクセサリー・メーカーであるLEXIN Electronics Inc社の製品の取り扱いを開始した。今年の東京モーターサイクルショーで協業を発表し商品の展示を行っていたもの。モータリストはプレミアムなモーターサイクルの輸入およびサポートを中心に、アクセサリー分野の輸入販売も拡大している。
【スマートスピーカーシリーズ】
◆「BaseBucket Model L」は、特許取得のヘルメット型デザインの中に、驚くほどのパワーと高品質なスピーカーを詰め込んだブルートゥーススピーカーの「BassBucket」(ベースバケット)。ショーなどの会場でPAに使えるほどの実力という。複数個の接続も可能で、驚きのサウンド空間を構成することもできるとしている。税込価格は3万1980円。
◆「Model S」はModel Lの高性能さはそのままに、スーパーウーハーの機能を省略し小型化した、手のひらサイズのブルートゥーススピーカー。小さなサイズながら想像できないほど伸びやかな高音と大音量でも音割れやひずみのでないクリアーなサウンドを提供するという。税込価格は6880円。
◆「S35」はLexinの原点ともいえる、ハンドルバーマウントスピーカーの最新モデル。振動に負けない硬質メタルボディから200wのピークパワーを誇る大音量のサウンドを提供。車両に合わせてクローム、ブラックの2種類のボディカラーから選べる。FMラジオも内装しておりスマホがなくても音楽を楽しめる。税込価格は4万8999円。
【ブルートゥースインカムシリーズ】
◆「G1」はナビゲーターの音声や音楽を楽しんだり、電話での会話ができ音声コマンドも使えて十分な機能を持つ。さらにリーズナブル価格設定とした。税込価格は7999円。
◆「GTX」は 10人まで接続可能なミドルクラスインカム。既存技術を拡大しブルートゥースが苦手とする多人数のグループでの会話を可能にした。音楽を聴きながらの会話も可能で、5色のフェイスプレートでカスタマイズも自由自在。基本性能が極めて高く、LEXIN自慢のハイファイサウンドが楽しめるインカムという。税込価格1万9800円。
◆「NOVUS」はMESH3.0テクノロジーを駆使し、32人までワンボタンで接続可能なプレミアムモデル。圧倒的なイージーさで驚きの高音質を提供。グループをチャネルで切り分けでき、混線も避けやすいのが特徴。ブルートゥースモードだけなら4人まで接続可能。サーチライト、FMラジオ付き。税込価格は3万5980円。
【その他の製品】
◆「スマートポンプ LX-P5」は、類似製品は数ある中で同製品のパワーは群を抜いているとする。トラクター1台分、17インチのスポーツバイクならタイヤ4本以上をビード上げるまで充てんできるパワーは他にはないとしている。空気の充填時間も一般的なスマートポンプの半分以下。500mAのバッテリーがそのパワーを発揮する。同時にスマートフォンなどの充電としての機能も持つ。税込価格は1万0980円。
モータリストでは、LEXIN製品の販売は既存のモータリスト契約販売店を通じて提供する。デモ製品を用意し実際に試し検討してもらえる拠点としてライダーズベース リバティー(神奈川県座間市)、バイカーズパラダイス南箱根、バイカーズパラダイス豊川、モータリスト・ファクトリーで用意している。
LEXIN(レシン)社は、米ニューヨークに本拠を置くモーターサイクル向けアクセサリー・メーカー。中国・深圳(Shenzhen)に製造本拠を置き、音響製品の製造メーカーとして2006年、カーオーディオシステムのOEM製造を祖業に起業。2008年にはモーターサイクル向けヘッドセットスピーカーの製造を開始。LEXINブランドを2011年に立ち上げ、特に北米の大市場を重視しハーレーダビッドソンのようなクルーザー向けにハンドルバーマウントの高出力・高音質のスピーカーを開発し販売してきた。
日本市場では独自に販売を数年前より開始し、特にオンライン販売を中心としてきたが、日本市場の特殊性、提供できるサポートの限界、告知不足などで伸び悩んでいたという。LEXIN社の代表でありオーナーのJacky Hong氏は個人的な知己でもあったモータリスト代表に連絡を取り、支援を依頼したことでモータリストが取り扱いを始めたもの。モータリストもアクセサリーを取り扱い販売店のビジネスを支援することができなどと取扱いの背景を挙げる。
なお、モータリストが取り扱うLEXIN商品は、amazonなどのオンラインサイトで販売している製品とは区別し、店頭販売を中心に安心や信頼のアフターサービスを提供できる商品としている。