バイク王&カンパニーと四輪を主力とするプレミアグループ(東京都港区/柴田洋一社長)は11月14日、両社で合弁契約を締結し合弁会社を設立するとした。設立に向け両社はカープレミアブランドの複合店舗出店や新サービス開始に向けた協議と準備を進めるとしている。
合弁会社設立に向けては、バイク王の事業環境として、中古二輪市場は物価高騰や消費者ニーズの変化、DXへの対応の遅れなどの課題もあり、大きな転換にありあるとしている。こうした環境を背景に、同社ブランド力やリアル店舗の運営ノウハウなどの消費者に対する強みと、プレミアグループの消費者と車両販売事業者をつなぐプラットフォームのノウハウにより、両社の強みでシナジー効果が図られ、両社にとってこれまでにない顧客体験価値を創出する新たな成長ドライバーとなるとしている。
バイク王ではバイク販売店で、プレミアグループが持つカープレミアブランドとの協業を通じて、カープレミア会員事業のノウハウを活かし、新たな顧客層を獲得できるとしている。プラミアグループもバイク王の二輪販売などでのノウハウを活かし、新たに二輪ユーザーなどが取り込める。
今後、両社は合弁会社を設立し、共同でのカープレミアブランドの複合店舗出店、新サービス開始に向けた協議、準備を進める。バイク王では二輪事業に加え、新たに四輪領域を組み込み、既存の市場との共存・共栄を大前提としつつ、プレミアグループが強みとするオンライン上のプラットフォームと、バイク王が強みとするリアル店舗を融合させ、次世代モビリティサービスモデルを確立し新たな価値を創出していく。
◆プレミアグループ
プレミアグループは、「オートモビリティ企業グループ」としており、四輪を中心に仕入れや購入、利用、整備、買取りをはじめとする「クルマ」に関する様々な分野でユーザーや自動車の販売店、整備工場の運営会社各種ソリューションを提供している。東京証券取引所プライム市場上場。国内・海外合わせた20社以上のグループ体制で東南アジアを中心とした海外でも事業を展開。グループ創業は 2007年、同社設立は2015年5月、資本金17億9400万円。
◆バイク王&カンパニー
1994年9月に中古バイクの買い取りなどで創業。買い取りに加え中古バイク販売を主力事業とし全国に店舗を展開、バイクの売買・整備・パーツ販売・レンタルなど、バイクライフを総合的にサポート。近年は新車販売、部品用品販売、レンタルバイク、四輪中古車や電動モビリティなどモビリティ関連事業へと領域を拡大。東京証券取引所スタンダード市場上場。資本金は5億9000万円。




