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ハーレーダビッドソンMJ 4つの新モデル、120周年限定車を一斉発売   魔裟斗「新型ブレイクアウト」に一目惚れ

ハーレーダビッドソンMJ 4つの新モデル、120周年限定車を一斉発売   魔裟斗「新型ブレイクアウト」に一目惚れ

2023.02.04

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ハーレーダビッドソンMJ 4つの新モデル、120周年限定車を一斉発売   魔裟斗「新型ブレイクアウト」に一目惚れ

ハーレーダビッドソン ジャパン(HDJ)は2023年モデルに加わる新モデルとして「ブレイクアウト」(BREAKOUT)、「ナイトスター」(NIGHTSTER)、「ナイトスター スペシャル」(NIGHTSTER SPECIAL)、「ロードグライド 3」(ROAD GLIDE3)の4 車種と、創立120 周年を記念する限定モデルや特別カラーモデルを発表した。各モデルは1 月19 日に一斉発売した。

 

 

同社は1月26日、東京・代官山にあるT-SITEで日本仕様の特別の新型ブレイクアウトを公開した。HDJ野田一夫・社長が製品紹介を行ったほか、ゲストには元キックボクサーで現在タレントの魔裟斗さんが登場した。

 

魔裟斗さん(右)もブレイクアウトに一目惚れ

 

魔裟斗さんは二輪普通免許を持っており、子供が大きくなり自由な時間もできたことで、約1年半前にハーレーのディーラーへ行ったという。当時のブレイクアウトに一目ぼれして購入しようとしたが、残念ながら「完売しています」とディーラーで言われたなどのエピソードを語った。

 

先ごろは自動車教習所へ入校の問い合わせもして、会場の報道陣の前で、二輪の「大型免許を取ります」と宣言。新型ブレイクアウトに「乗りたい」と意気込みをみせた。また、野田社長から魔裟斗さんに120周年モデルの革ジャケットがプレゼントされた。

 

 

◆ブレイクアウト

スタイルとパワーでストリートを支配する「ブレイクアウト」が、モダンチョッパースタイルに生まれ変わり登場。2023年モデルの注目される機種となる。ロング&リーンなチョッパーのプロフィールに、鮮やかな新しく力強いスタイリングでいたる部位でカスタムが細越されている。

新型ブレイクアウト。ハーレーダビッドソン伝統のクロームパーツがふんだんに採用された

 

240mmの極太リアタイヤにそれまでの1800㏄クラスの排気量から1923ccのMilwaukee-Eight 117エンジンを新搭載。ハーレー最高峰の排気量と力強いトルクを実現しており、クルーズコントロール機能を標準装備した。燃料タンクは約43%容量を拡大し18.9 ℓとし走行距離もこれまでより約100㎞伸びたとしている。

 

 

新しいハンドルバーライザーとポリッシュ仕上げのステンレス製ハンドルバーは、従来モデルよりポジションが3/4 インチ高く操作性も向上させたという。リアフェンダーサポート、サイドカバー、マフラーシールド、シグナル、ミラーなどをハーレーダビッドソン伝統のまばゆいばかりのクローム仕上げが施された。26 本スポークのキャストアルミホイールは細部を加工した光沢ブラック仕上げとなる。カラー構成はビビッドブラック、ブラックデニム、バハオレンジ、アトラスシルバーメタリックの4 色を用意。

 

 

【ブレイクアウト】(BREAKOUT)

■税込価格:ビビッドブラック=326万4800 円、ブラックデニム、バハオレンジ、アトラスシルバーメタリック=331万9800円■全長:2,370mm ■ホイールベース:1,695mm ■シート高(無負荷状態):665mm ■車両重量:310kg ■レーク・トレール:34°145mm ■フューエルタンク容量:18.9L ■フロントタイヤ:130/60B21,63H,BW ■リアタイヤ:240/40R18,79V,BW■ Milwaukee-Eight® 117(排気量:1,923cc)

 

 

 

◆120 周年記念モデルCVOで1モデルが登場、6モデルに限定記念カラーを追加

ハーレーダビッドソン誕生から120 周年となる今年の2023年モデルでは、限定生産で未来志向のスタイルとデザインのHÐ最高峰を象徴するメーカーとしてのカスタムシリーズであるカスタムビークルオペレーションズ(CVO)1モデルに加え、特別塗装カラーの6モデルが登場。

 

CVOでは限定モデル「CVOロードグライド リミテッド アニバーサリー」が登場。同機種はハーレー史上最も複雑かつ繊細なペイントスキームの、アニバーサリーブラックのベースコートの上に特別色エアルームレッドフェードという、HÐ先祖伝来の家宝を意味するエアルームを冠した120周年限定のレッドをパネルに施した120周年記念のプレミアムモデルとなる。

CVOロードグライドリミテッドアニバーサリー

 

鮮やかな赤のピンストライプと手塗りのゴールドのスカラップも施され、空高く舞い上がる鷲の頭と翼を表現したゴールドメッキのタンクメダリオンには、アールデコ調のイーグルの他にも、語りつくせぬディテールが各所に散りばめられた。生産は世界限定1500台のみというもの。燃料タンクコンソールにレーザー刻印されたシリアルナンバーが与えられている。

 

 

120周年記念特別カラー塗装では、さらに6機種の限定生産モデルを用意。輝くエアルームレッドフェードをベースカラーとしたクラシックなパネルペイントが特徴という。パネルには鮮やかな赤のピンストライプが施され、ミッドナイトクリムゾンのダークな色調で埋め尽くされた。さらにアールデコ調のイーグルタンクメダル、赤いサイドパネルとゴールドのハーレーダビッドソンロゴが刺繍されたシートカバー、レッドフェードパワートレーンインサートなどのディテールが施された。

 

 

この120 周年記念特別カラー塗装を含む記念デザインは、以下のシリアルモデルにて提供される予定。

「ウルトラリミテッド アニバーサリー」は世界限定1300台、「トライグライド ウルトラ アニバーサリー」が同1100台、「ヘリテージクラシック114 アニバーサリー」は同1700台、「ストリートグライド スペシャル アニバーサリー」が同1600台、「ファットボーイ 114 アニバーサリー」は同3000台、「ロードグライド スペシャル アニバーサリー」が同1600台となる。

 

 

◆新たな「ナイトスター」「ナイトスター スペシャル」登場

2023 年モデルのスポーツカテゴリーに、筋肉質なトルクを実現するためのチューニングを施した水冷60 度VツインのRevolution Max 975Tエンジンを搭載する「ナイトスター」「ナイトスター スペシャル」を加えた。

ナイトスター スペシャル

 

1970 年代を彷彿とするメダリオンが象徴的な「ナイトスター スペシャル」には、すべてのメーターとインフォテインメント機能を集約するスポーツスター S と同型の4インチ丸型TFTスクリーンを搭載。5 つのライドモードからパフォーマンスを選択できるほか、クルーズコントロール機能、USB-C ポートやBluetooth接続によるスマートフォンやヘッドセットなどの連携も可能。空気圧センサー(TPMS)を搭載する新デザインのアルミキャストホイール、パッセンジャーシートとフットペグも標準で採用した。

 

 

新ナイトスターは、エアボックスカバーのグラフィックがシンプルなバー&シールドのデザインへと回帰しディスプレイもアナログとなり、ヘッドライトを覆うビキニカウルが取り外され、よりクラシックなスポーツスターの印象が強くなったという。

 

 

2 モデルともに電子制御式の安全技術を搭載してライダーの安全をサポートするという。緊急ブレーキ時のコントロールを支援するアンチロックブレーキ(ABS)、トラクション コントロールシステム、過度のエンジンブレーキによる後輪スリップを抑制するドラッグトルク スリップコントロールシステム(DSCS)が採用される。

 

 

【ナイトスター スペシャル】 (NIGHTSTER® SPECIAL)

■税込価格:ビビッドブラック=237万3800円、ブラックデニム、インダストリアルイエロー、ブラ

イトビリヤードブルー=240万6800円■全長:2,265mm ■ホイールベース:1,545mm ■シート高(無

負荷状態):715mm ■車両重量:225kg ■レーク・トレール:30°137mm ■フューエルタンク容量:11.7ℓ■フロントタイヤ:100/90-19 57H ■リアタイヤ:150/80B16 77H■ RevolutionMax 975T(排気量:975cc)

 

 

【ナイトスター】(NIGHTSTER)

■税込価格:ビビッドブラック=226万3800円、レッドラインレッド=229万6800円■全長:2,250mm ■ホイールベース:1,545mm ■シート高(無負荷状態):705mm ■車両重量:221kg ■レーク・トレール:

30°137mm ■フューエルタンク容量:11.7ℓ ■フロントタイヤ:100/90-19 57H ■リアタイヤ:150/80B16 77H■ RevolutionMax 975T (排気量:975cc)

 

 

◆ALL NEWトライク「ロードグライド 3」

同機種は伝統のシャークノーズ フェアリングにトライクである3輪で登場。ホットロッドらしさ際立ち、普通自動車MT免許で乗ることができる。特長的なシャークノーズ フェアリングにより長距離走行時でも風や雨などからライダーを保護するという。

3ホイールのロードグライド3

 

Boom!Box GTS 6.5 インチカラーTFTタッチスクリーンナビゲーション/インフォテインメントシステムは、2 つの5.25 インチフェアリングスピーカーを搭載。モバイルデバイスへの標準的なBluetooth 接続もサポートしており、ハンズフリー通話が可能です。HDトライク専用のライダーセーフティ機能も搭載するほか、トライクならではの、電動式バックギアも装備。

 

 

■税込価格:ビビッドブラック=457万3800円、モノトーン=463万9800円

 

 

 

 

米ハーレーダビッドソンのヨッヘン・ツァイツCEOは発表に際し「1903年以来、ハーレーダビッドソンはアメリカのモーターサイクルデザイン、テクノロジー、パフォーマンスのパイオニアです。今日がハーレーダビッドソンの120 周年を祝う1 年間のスタートであり、2023年モデルの第一弾を発表できることを嬉しく思います。

 

 

2023年は、ハーレーダビッドソンの歴史、文化、コミュニティを祝う、当社にとって忘れられないマイルストーンとなることでしょう」と述べているとしている。

 

 

代官山のT-SITEで新型ブレイクアウトを公開した、あいさつとモデル紹介の場でHDJ野田社長は「2022年は絶好調であった」と冒頭で強調した。バイクオブザイヤーで2モデルが受賞したほか、年間販売台数では1万台を超え前年比で約33%増加の1万0199台を上げた」などと好調理由を挙げた。これにより「北米以外の海外市場ではカナダを抜き(日本が)ナンバーワンになった。2023年もこの勢いは続いている」と述べた。

昨年の実績や今年の意気込み、ブレイクアウトなどの説明を行う野田HDJ社長

 

勢いの要因として、HÐ誕生120周年の今年、さらに発展を目指し「新しい時代に、新しい布石を打っていく」とした。先ごろ開店したHÐ沖縄は「今後展開する新しいショールームデザインを採用した、日本初の店舗で、世界でもまだ数店しかないデザイン」を採用しことを取り上げ、店舗の展開の次世代への取り組みに言及した。

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