ハーレーダビッドソンジャパンは、ハーレーダビッドソン2025年モデル15車種の日本仕様と価格を発表。3月21日より全国のディーラーで予約受付を開始した。3月21日の大阪モーターサイクルショーを皮切りに東京・名古屋の各モーターサイクルショーで車両公開。納車は5月以降から順次行うとしている。
クルーザー4車種、グランドアメリカンツーリング3車種、アドベンチャーツーリング1車種、スポーツ2車種、CVO(カスタムビークルオペレーション=メーカーによるカスタム車)3車種、3輪トライク2車種の計15車種を発表。
◆4つの新クルーザー
モデル毎に体感フィーリングが異なる排気量1923ccの3タイプのMilwaukee-Eight117パワートレイン(クラシック、カスタム、ハイアウトプット。)を搭載する4車種を揃えた。一新したモノショックリアサスペンションを備えたソフテイルシャシーを共通して採用しつつ、ディスプレイや多彩なライドモードなど最新テクノロジーも満載し、多様なスタイリングで広くライダーの希望に対応し、自分らしさを表現できるなどとしている。
クルーザー本来のクラシックな乗り味を最新テクノロジーで堪能できるソフテイルMilwaukee-Eight117 Classicエンジン(トルク156Nm/馬力91hp)を搭載するのが、スタイリッシュ ボバーとして日本のライダーの支持も厚い「ストリートボブ」と、ビンテージディテールにロックンロールスタイルが融合した「ヘリテージクラシック」となる。
ファットカスタムの元祖となる「ファットボーイ」は、Milwaukee-Eight 117 Customエンジン(トルク168Nm/馬力103hp)を携え、カスタムクルーザーの新たな境地を切り拓いているという。さらに、スポーツライディングのフィーリングをトルクフルなクルーザーへと昇華させたMilwaukee-Eight 117 HIGH OUTPUTエンジン(トルク173Nm/馬力114hp)は、日本で人気の高いとするファクトリーカスタムクルーザー「ローライダーS」に搭載されている。
「ローライダーST」「ブレイクアウト」の2025年モデルの日本導入時期は現時点で未定としている。

左から「ストリートボブ」「ヘリテージクラシック」

左から「ローライダーS」「ファットボーイ」
◆ハイパフォーマンスモデル「ストリートグライドウルトラ」
同機種は「ストリートグライド」で導入されている快適性やテクノロジー、パフォーマンス、デザインの各要素はそのままに、自由と冒険を求めるライダーのタンデム(2人乗り)長距離ツーリングをサポートする新機能を加えたという。グランドアメリカンツーリングカテゴリーに加わるハイパフォーマンスモデルとしている。

ストリートグライド
◆アドベンチャーモデルのパンアメリカに「ST」仕様
新たな「パンアメリカ1250 ST」は、実用的なデイリーライドやオンロードツーリングに最適化した新たなアドベンチャースポーツモデルとする。
クイックシフターを標準装備したほか、フロントとリヤホイールをパンアメリカ1250スペシャルではフロント19、リア17インチであったが、同機種では前後ともに17インチのアルミキャストホイールとし、シート形状の新しく積載時のシート高が約5mm低くしたことでより、停止時の足つきにも安心感を提供。
ボディカラーは、ビリヤードグレーとビビッドブラック、ブリリアントレッドの3色展開となります。なお「パンアメリカ スペシャル」の2025年モデルの日本導入時期は現時点で未定。

パンアメリカ1250 ST
◆改良した「スポーツスターS」
2025年モデルでは、エンジンとエキゾーストシステム全体にブラックアウト仕上げが施され、フューエルタンクにはヴィンテージ風の「チェッカーV」メダリオンを配し、精悍さを強調したデザインとした。改良したリヤサスペンションは、シート高に影響を与えることなくリヤホイールのトラベルを51mmから82mmへと60%拡大させ、ライダーの快適性を大きく向上させたという。
標準機能のクルーズコントロールのほか、4インチTFTディスプレイ、ライドモードやライダーセーフティなど、最新機能も余すところなく投入し、ヴィンテージとモダンスポーツが融合した非凡なライディング体験を提供するとしている。スポーツカテゴリーではこのほかに「ナイトスター スペシャル」が、新カラーのブルーバーストとウィスキーファイヤーを加えた4色の展開。

スポーツスターS
◆ハーレーダビッドソン究極のカスタムモデル3車種
ハーレーダビッドソンのスタイルとデザインの最高峰のCVOの2025年モデルは「CVOストリートグライド」「CVOロードグライド」は、いずれもデザイン、テクノロジー、パフォーマンスを向上させており、目の肥えたバガーライダーの期待に応える最高級モデルといている。両モデルとも、ブルーストリーク、ポイズンベリーフェード、レイブンフェードという3色の特別カラーとともに登場。
「CVO ロードグライド ST」(写真上)は、King of the Baggers選手権に参戦するScreamin’ Eagleファクトリーチームの「ロードグライド」にインスパイアされたモデル。独自のMilwaukee-Eight121 H.O.エンジンと高性能コンポーネントの数々を組み合わせた。
深めのソロシートと6インチのライザー、モトハンドルバーの組み合わせでライダーはアグレッシブでアップライトなポジションをとってアメリカ西海岸のカスタムスタイルを体現し、洗練された最高峰のプレミアムバガーに仕上げたもの。
各2025年モデルのデリバリー(納車)については、本年5月以降から順次となります(車種により異なります。詳しくは、お近くの正規ディーラーまでお問合せください)。そのほか2025年モデル17車種の価格つきモデル一覧は次頁をご覧ください。また各モデルの主要諸元(日本仕様)については、ハーレーダビッドソンの公式WEBサイト(https://H-D.com/)にて、それぞれご確認いただけます。

CVO ロードグライド ST
◆2025年モデルの価格