広告掲載について
トップ販売店

ナップス 「新事業」「新ブランド」を立上げ  用品各社と価格以外の「付加価値」探求

ナップス 「新事業」「新ブランド」を立上げ  用品各社と価格以外の「付加価値」探求

2022.10.21

twitter facebook line
ナップス 「新事業」「新ブランド」を立上げ  用品各社と価格以外の「付加価値」探求

オートバイ関連製品の販売や開発を展開する株式会社ナップス(神奈川県横浜市/望月真裕・社長)は9月30日、新たな事業と新ブランドを立ち上げたと発表。新規事業ではオートバイ関連取引先の数十社の協力を得て、オートバイユーザーの視点で社会的・経済的な価値を創造し、社会と持続的成長に取り組む。新ブランドでは3Dプリンターなどを使い人気車両のフルドライカーボンの外装キットなどを生産、販売する。

 

 

新たな事業は「Naps +E」で、オートバイが永続的に走り続けられる社会を目指す。「For sustainable Riders.」というキーメッセージを掲げ、オートバイを安心・安全に乗り続けられる環境を創造するとしている。主にライダーの購買活動がSDGs実現へ繋がるインフラづくりや、モノを活用してユーザーや協力会社と一緒に持続可能な社会貢献活動を行うというもの。すでに協力企業は40社を超えるなどとしている。

 

具体的な活動では、カンボジアへの中古ヘルメットなどで国際的に物資を支援。また子供たちへの安全啓蒙活動、オートバイ用品の長期的利用を実現するインフラづくり、EV車の業界全体での促進などを挙げている。

 

 

新ブランドは「Naps Sports」で、オートバイ文化の継承のため「For ultimate Riders.」のキーメッセージを掲げ「究極の技術・スポーティでクールなデザイン・ ライダーの情熱を極限まで満たす」ことを目指す。同ブランドではグローバル展開を見据え、高い技術力と実績を持つ国内製造メーカーと共に、オリジナルプロダクトの企画・製造・販売を展開する。

 

展開にあたりカーボン製品などの開発・生産を東京R&Dグループの日本ハイドロシステム工業株式会社(東京都千代田区)、鋳造事業や3Dプリンター出力事業、CT事業を展開する株式会社JMC(神奈川県横浜市)とのアライアンス契約を締結した。

 

同ブランド製品として車両のオートクレーブ成形のフルドライカーボン外装キットを、手始めにスズキHayabusaやホンダCBR 1000RR-R、カワサキNinja H2など5車種で展開。その後も同ブランド認定のパーツなど製造、販売を進める考え。

 

背景として、近年の新車販売台数が拡大。一方でオートバイ用品小売業界全体で同質化、商品のコモディティ化、値下げ販売が日常化し商売としての悪循環であることを挙げている。こうした状況と決別するために価格以外の「新たな付加価値」を追求した事業戦略が求められていることを指摘。

 

他方、二輪車ではEV化が進まず、同時にSDGsへ取り組む企業も少なく、二輪小売業界全体で環境配慮への取り組みが四輪に比べ大きく遅れていることを挙げている。

twitter facebook line