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トライアンフMJ 新型「SPEED TRIPLE 1200 RS」発売

トライアンフMJ 新型「SPEED TRIPLE 1200 RS」発売

2025.02.12

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トライアンフMJ 新型「SPEED TRIPLE 1200 RS」発売

トライアンフモーターサイクルズジャパンは、新型「SPEED TRIPLE 1200 RS」を4月に発売する。圧倒的パワーを誇る3気筒エンジンとシャープなハンドリング、ライダーをアシストする最新技術を搭載したとしている。

 

同機種は183PS/10750rpm、128Nm/8750rpmというパワフル、かつ猛烈な加速と圧倒的なパフォーマンスを実現するというトライアンフ独自の1160cc、水冷並列3気筒DOHC 12バルブエンジンを搭載。低回転域でのトルク性能と、高回転域でのハイパワーを究極の形で融合させ、公道でもサーキットでも優れたパフォーマンスを発揮するという。クランクシャフトのバランス見直しによりエンジン性能を向上させた。

 

オーリンズ製の新世代Smart EC3セミアクティブサスペンションを搭載し、バイクやライダーの挙動などに応じ減衰特性を絶えず最適に調整する事が可能となり、コーナーでの圧倒的な鋭いハンドリング、俊敏性、コントロール性を発揮するという。ブレンボ製のStylemaキャリパーとブレンボ製MCSスパン&レシオ アジャスタブルレバーは、過酷なライディングにおいても強力な制動力と、好みのブレーキフィールを提供するとしている。

 

タイヤはピレリ製ディアブロ スーパーコルサSP V3で、レースにも対応する公道走行可能なタイヤで、グリップ力、安定性、耐久性を備えたバイコンパウンド構造だという。車両重量は199kgという軽量ボディに、ややワイドで高めのハンドルバーを装備し、大胆でアグレッシブなデザインやディテールが特徴としている。幅の狭いシートプロファイルと相まって、ライダーはバイクとの直感的で自然な一体感を感じることができ、正確なハンドリングと快適な走行を実現できるとしている。

 

同機種が持つライダー重視の装備とテクノロジーは、卓越したコントロール性と、幅広いレベルでの足回りの調整を可能にしたという。オーリンズ社の機能であるOBTi(Objective Based Tuning Interface)により、ライダーはさまざまなライディングシーンにおいて、サスペンションの減衰力特性をダイナミックかつ容易に調整することが可能。Smart EC3セミアクティブサスペンションが個別に調整できるパラメーターはフロントの硬さ、リアの硬さ、ブレーキサポート、加速サポート、初期加速サポート、コーナリングサポート、クルージングサポートの7項目にもおよぶという。

 

また、独立して調整が可能なフロントホイール・リフトコントロール、エンジンブレーキ・コントロール、ブレーキスライド・アシスト、フルアジャスタブル・クルーズ・コントロールも新たに採用した。

 

 

◆かつてないほどパワフルな三気筒エンジンに

最高出力は183PS/10750rpmで、先代スピードトリプルより3PS向上。トルクも128Nm/8750rpmと、現行モデルより3Nm向上したほか、回転域もわずかに低くした。同エンジンはトライアンフのMoto2エンジン開発で得られた知見やノウハウを取り入れ、よりパワフルで耐久性に優れ、コンパクトで軽量に設計した。

 

新しいフリーフローエキゾーストシステムとコンパクトで軽量なサイレンサーは、スピードトリプルの特徴である、咆哮する3気筒サウンドはそのままに、ガスの流れを合理化し集中させてパフォーマンスを向上させた。加えてチタン製のアウターラップとマウントブラケットを備えるとともに、カーボンファイバー製のエンドキャップとレーザーエッチングされたAkrapovičロゴで仕上げた新型のアクラポビッチサイレンサーを用意した。

 

◆シャープなハンドリングを実現する高性能パーツ群

ダンパーの減衰調整には従来の円錐形ニードバルブではなく、バルブの物理的作動で発生するシリンダー内の圧力変動を補正しながらより、迅速な調整と快適性の向上を実現するという革新的な 「スプールバルブ 」テクノロジーを採用した。オーリンズSmartEC3セミアクティブテクノロジーが、正確でダイナミックなハンドリングを提供するとしている。同システムにはオーリンズ社のOBTi(オブジェクティブ・ベース・チューニング・インターフェイス)より、サスペンションの減衰特性を常時モニターして調整を行う。直線走行、コーナーへのブレーキング、コーナリング中のバイクのバランス、コーナーの立ち上がり加速など、それぞれのシーンで望ましいパフォーマンスを発揮するように減衰特性を調整するという。

 

 

 

ライダーは、TFTモニターの直感的なメニューシステムを使ってこのパフォーマンスをカスタマイズすることが可能で、コンディションに対して最適なパフォーマンスを発揮するために、バイク自体が継続的にモニタリングを行い、リアルタイムでダンピングを調整する。

 

調整可能なステアリングダンパーも装備し、あらゆる状況においてスムーズで予測可能なハンドリングを実現するという。また、MCSレバー付きのブレンボ製Stylemaキャリパーも装備し、制動性能とカスタマイズ可能なブレーキフィールを提供。タイヤはグリップ、安定性、耐久性を最適化するバイコンパウンドデザインを採用したピレリ社製ディアブロスーパーコルサSP V3を標準装備した。敏捷性とコントロール性を完璧なバランスで両立し、コンパクトでありながら前モデルよりもわずかに幅広で高いバーを備え、スポーティでアップライトなロードスタースタンスを生み出し、正確なハンドリングと走行時の快適性を実現した。幅広のバーとステアリングダンパーの追加に合わせてトップヨークも刷新した。コンポーネントの仕上げは、洗練されたブラック・トーンに変更し、ゴールドのオーリンズ製フォークとのコントラストを生み出すとしている。

 

 

◆大胆なデザインとアグレッシブなスタイリング

シャープなライン、車体全体の構成部分が印象的で端正なシルエットを持ち、彫刻的デザインのタンクとミニマルなリアエンドは、リアライトやナンバープレートハンガーとシームレスに調和し美しいシルエットを生み出すという。30年にわたるスピードトリプルのデザインDNAを受け継ぎ、特徴的なツインヘッドライトと片側スイングアームは継承し、モダンでアグレッシブなスタイリングと本格的なパフォーマンス性能を強化したという。

 

前よりスポーティなデザインに進化し、アルミ製ツインスパーフレームと軽量化された新型ホイールは、ジャイロフォースを低減し、コーナーでのターンインと敏捷性が向上したとしている。新しいシートカウルはリアエンドをシャープなデザインに変更。車両重量は燃料込みの装備重量はわずか199kgという。貢献しているのが、新しいリチウムイオンバッテリーの採用で、従来よりも大幅に軽量化した。

 

◆ライダーにフォーカスした技術

2025年モデルの改善ではライディングモードとは独立して調整できる、新しいパフォーマンス・エレクトロニクスを複数導入。新フロントホール・リフトコントロール・システムは、6軸慣性計測ユニット(IMU)からの入力を受けバイクのピッチを決定するもので、ライダー自身で4段階の調整が可能だという。エンジンブレーキ・コントロールはライダーの好みに応じてカスタマイズが可能で、スロットル・マップを補完し、ライダーは自分のライディング・スタイルやコンディションに合わせてエンジンフィーリングを調整できるという。

 

ブレーキスライド・アシストはトラック・モードでのみ使用可能で、サーキット走行用にフロント・ホイールのスリップとリア・ホイールのリフトを許容しながらABSの動作を最適化する。サーキット走行でのパフォーマンスを最大化しつつ、煩わしさを最小限に抑え不測の事態に備えるセーフティネットとして機能するという。さらに5つのライディングモード(Rain、Road、Sport、Track、Rider)や、オプティマイズド・コーナリングABS、切り替え可能なオプティマイズド・コーナリング・トラクションコントロール、トライアンフ・シフトアシストによるクイックシフターを標準装備した。

 

5インチフルカラーTFTディスプレイのインターフェイスを通じて、すべての主要情報に瞬時にアクセスできる。標準装備のMy Triumphコネクティビティシステムでは、ターンバイターンナビゲーション、電話や音楽のコントロールが可能。長時間の走行にも対応するフルアジャスタブル・クルーズコントロールも装備しており、急ブレーキや急減速の際にブレーキランプを早い間隔で点滅し、ほかの走行車に注意を促す「緊急減速警告」機能も新たに搭載した。

 

さらにイグニッション、ステアリングロック、燃料キャップがキーレスで操作可能。より安全性を高めるため、ボタンを1回押すだけでワイヤレス機能を無効にすることができるという。保証期間は1万6000キロまたは12ヶ月点検時どちらか早い方までとしている。

 

◆カラー/ 税込価格

・ジェットブラック: 222万5000円

・グラナイト/ディアブロレッド: 227万円

・グラナイト/トライアンフパフォーマンスイエロー: 227万円

 

◆主要仕様諸元

・エンジンタイプ : 水冷並列3気筒DOHC 12バルブ

・最高出力: 183 PS(134.6 kW)@ 10,750 rpm

・最大トルク: 128 Nm @ 8,750 rpm

・フロントタイヤ: Pirelli ディアブロ スーパーコルサSP V3 – 120/70ZR17 58W

・リヤタイヤ: Pirelli ディアブロ スーパーコルサSP V3 – 190/55ZR17 75W

・フロントサスペンション : Öhlins製43mmフルアジャスタブルUSDフォーク、トラベル量120mm、SmartEC3 OBTiシステム、電子制御式コンプレッション/リバウンドダンピング

・リアサスペンション: Öhlins製モノショックRSU、リンケージ付き、リアホイールトラベル量120mm、SmartEC3 OBTiシステム、電子制御式コンプレッション/リバウンドダンピング

・フロントブレーキ:ツイン320mmフローティングディスク、Brembo製Stylemaモノブロックキャリパー、OC-ABS、Brembo製MCSラジアルマスターシリンダーS

・リアブレーキ:シングル220mmディスク、Brembo製ツインピストンキャリパー、OC-ABS

・インストルメントディスプレイ: 5インチフルカラーTFTディスプレイ

・全長: 2090 mm

・ハンドルを含む横幅: 810 mm

・全高(ミラーを含まない): 1085 mm

・シート高: 830 mm

・燃料タンク容量: 15 L

 

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