トライアンフモーターサイクルズジャパンは来年1月に、フラッグシップアドベンチャーモデルの新型「TIGER 1200」シリーズを発売するとした。最高出力158PSを発揮する1160ccのT-Plane3気筒エンジンをはじめ、スマートフォン連携機能、前後レーダーを活用した先進ライダー支援システム、停車時にシート高を自動で下げる機能などを採用。走行性能の向上に加え、長距離ツーリングでの快適性や停車時の扱いやすさを高めた。国内では「GT Pro」「Rally Pro」「GT Explorer」の3モデルを投入する。
新型の特徴は、エンジン性能の強化だけでなく、ライダーの使い勝手や安心感に関わる機能を充実させたとしている。最高出力は従来モデルから8PS向上させ158PSとした。エンジン内部や吸排気系の改良に加え、ギア比やシャフトドライブなども見直し、低回転域のトルクや加減速時の滑らかさを高めたという。1速から3速までのギア比などを変更し、低速走行時のコントロール性も向上させたとしている。
装備面では、Bosch製の7インチHDタッチスクリーンを採用し、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応。ナビゲーションや音楽、メッセージなどの対応アプリを車両上で利用できるほか、燃料タンク上部に防水スマートフォン収納部とUSB-C充電機能を備えた。前後のBosch製レーダーを活用した先進ライダー支援システム(ARAS)も搭載。アダプティブクルーズコントロールや前方衝突警告、ブラインドスポットアシストなどを通じて、周囲の状況把握やライダーの判断を支援する。
注目されるのが、トライアンフ初採用となるSHOWA製EERA HEIGHTFLEXセミアクティブサスペンションとなる。停車に近づくとリアサスペンションの油圧を制御し、シート高を自動で30mm低減。発進後は通常の車高に復帰する。GT ProとRally Proでは、作動時の停車中のシート高を790mmとし、従来モデルにローシートを装着した場合より40mm低く設定できるという。車両の姿勢を自動調整するセルフレベリング機能も備え、乗員や荷物の積載状況に応じた車体姿勢の維持を図る。
このほかに全モデルに前後200mmのサスペンショントラベル、ヒーテッドシート、3段階のグリップヒーターを標準装備した。コーナー内側を照らすアダプティブLEDプロジェクターヘッドライトや、フォーム厚を10mm増やしたシートなども採用した。メンテナンスインターバルは1万6000kmまたは12カ月。燃料タンク容量はGT ProとRally Proが20ℓ、GT Explorerが30ℓとなる。
税込価格は、GT Proが279万5000円から282万5000円、Rally Proが289万5000円から294万円、GT Explorerが289万5000円から292万5000円。各モデルともカラーによって価格が異なる。

Tiger1200GT-Explorer

Tiger1200GT-Pro

Tiger1200Rally-Pro
新機能を「見せて伝える」店頭施策が重要に
新型TIGER 1200のように、車両の基本性能に加えて電子制御や運転支援、使い勝手を高める新機能搭載モデルでは、ディーラー店頭での車両展示だけでは特徴を伝えられない。試乗機会の提供はもとより、ディーラーの店頭で、機能などの特徴をいかに来店者に伝えるかが販売活動の重要なポイントとなりそうだ。



