情報流通支援サービスの株式会社オークネット(東京都港区/藤崎慎一郎・社長)は1月19日、 デリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」を展開するWolt Japan株式会社(東京都渋谷区/野地春菜・社長)の配達パートナー向けに、電動ビジネスバイクのリース販売を始めた。
コロナ禍を機にデリバリーニーズが飛躍的に拡大する中、配達パートナーが利用するビジネスバイクの需要も増大している。一方、近年成長が期待される電動ビジネスバイク市場においては、車両を提供する企業のほとんどが大手企業向けの契約リースが中心で、個人事業主での契約は少ないといった課題があった。
オークネットはこうした課題に応えるため、既にガソリンエンジン等のビジネスバイクを利用している中小企業や個人事業主を対象として、2022年7月からHonda製電動バイクリースなどの事業を展開。このたび北欧発でSDGsに関心が高く、個人事業主の配達パートナーが多いデリバリーサービス「Wolt」の配達パートナー向けに、電動ビジネスバイクのリース販売を開始することにしたもの。
Wolt配達パートナー向けのサービス内容は、CO2排出削減に積極的で公的補助金のメリットも大きい東京都の所在事業主が対象になる。車両はホンダの「GYRO CANOPY e:」や「BENLY e:」などで月額1万8000円台から利用できる。配達パートナーが利用しやすいように、希望者にはスマホホルダーやグリップヒーター、リヤBOXの装着時に取付費用を無料で提供する。さらに、メンテナンスなどのサービスも行う。
◆オークネットの電動ビジネスバイクリース事業について
オークネットは1985年に世界初の業者向けリアルタイム中古車オンラインオークションを開始。「あしたの流通を創造する」という理念のもと、中古デジタル機器、中古バイク、ブランド品など、多種多様な領域へと拡張し、二次流通の専門ノウハウや流通ネットワークを蓄積してきた。
さらにサステナビリティポリシーとして「価値あるモノを、地球規模で循環させる~Circulation Engine.(サーキュレーションエンジン)~」を制定し、あらゆる「価値あるモノ」を「必要な人のもと」へ循環させる“循環型流通”の構築に取り組んでいる。
循環型社会の必要性が高まる中、ただ売って終わりとするのではない電動バイクのリース事業は、オークネットにおけるサステナビリティアクションとしても相応しく、持続可能な社会の実現のため、ホンダの国内販社の株式会社ホンダモーターサイクルジャパンより電動バイクの供給を受け、2022年7月に電動ビジネスバイクのリース事業およびメンテナンス事業へ参入。
同社では車両のリースのほか、車体・バッテリー両方のメンテナンスや交換を含む、総合的サービスの提供を目指す。まずは東京、名古屋、大阪、福岡の都市部から車両メンテナンスネットワークを構築、展開していく。
【リースの問い合わせ先】
https://pages.aucnet.co.jp/AMC-Aucnet-EV-lease.html