日本ミシュランタイヤ株式会社は2月16日、スポーツツーリング用タイヤの新製品「MICHELIN ROAD 6(ミシュラン ロード シックス)」「MICHELIN ROAD 6 GT(ミシュラン ロード シックス ジーティー)」を順次発売する。サイズはフロント7サイズ、リア11サイズの計18サイズを用意。価格はオープン。
同製品は高いドライグリップとハンドリング性能、快適な乗り心地を維持しながら、ウェット路面での安定したグリップ力と高速安定性を向上させたという。さらに初期性能の劣化を抑制した高い性能維持力と耐摩耗性能を兼ね備えたスポーツツーリング用タイヤとしている。さまざまな路面状況でも安定したパフォーマンスを発揮。日常使いからロングツーリングまで、幅広いライディングシーンでユーザーの求めるより豊かなバイクライフに貢献するとしている。
【製品特徴】
●ウェットグリップ性能: 15%向上
●耐摩耗性能 : 10%向上
●高速安定性:5%向上
【採用技術】
●「ミシュラン プレミアムタッチ」デザイン
レーザー技術による金型(モールド)が成型するサイドウォールデザインは、その表面にベルベットのようなコントラストを映し出し、バイクにより躍動感を与える。
● 最適化されたトレッドデザイン
ボイドレシオは14%を確保(1トレッド全体に対する溝面積の割合)。さらにリーンアングルに応じて安定したボイドレシオを維持し、ウェット路面で安定したパフォーマンスを発揮。
●「ミシュラン・ウォーター・エバーグリップ・テクノロジー」
タイヤ内部に向かってサイプの幅が広がるように設計されたデザインは、摩耗後もウェット路面で高い排水性能を確保し、高い安全性に貢献。またサイプのエッジに面取り加工を施すことで、極端な条件下での異常摩耗を抑制しタイヤライフに貢献。さらに、安定した接地面を確保することで、濡れた路面でも優れたグリップ性能を発揮。
●新グルーブデザインとサイプアングル
新しいグルーブデザインと最適なサイプアングル(角度)の採用で、横方向のグリップ性能を向上させた。
●「ミシュラン・2CT+テクノロジー」
フロントとリアはトレッドショルダー部のソフトラバー・コンパウンドのベースに、ハードラバー・コンパウンドを使うことで、コーナーリング時の最適な剛性を確保し安定性が向上させたミシュラン・2CT+テクノロジーを採用。コーナーリング時のフロントタイヤの安定性を向上させた。
●新開発フルシリカコンパウンド
新開発の100%シリカ配合コンパウンドを採用。トレッドセンター部には耐摩耗性に優れたコンパウンドを配置し、ショルダー部にはコーナーリング時の高いウェットグリップ性能を発揮するコンパウンドを採用した。耐摩耗性と高いウェット性能の両立を可能にしている。