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スズキ 25年3月期第1四半期、営業利益60.8%増   二輪販売台数は8.7%増に

スズキ 25年3月期第1四半期、営業利益60.8%増   二輪販売台数は8.7%増に

2024.08.12

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スズキ 25年3月期第1四半期、営業利益60.8%増   二輪販売台数は8.7%増に

スズキの2025年3月期の第1四半期連結業績が増収、増益であった。売上高と本業の儲けである営業利益は4期連続の増益、税引き前利益では2期連続の増益であった。

 

売上高は前年同期比21.0%増加の1兆4576億円、営業利益は同60.8%増加し1576億円、税引き前利益は同51.0%増加の1895億円、親会社株主に帰属する純利益では同57.9%増加で1142億円であった。今期より国際財務報告基準(IFRS)を適用する。為替は米ドル156円換算。

 

営業利益については研究開発費の増加や人的資本政策に伴う労務費の増加、販売台数の増加にともなう営業政策費の増加があった一方で、為替影響や構成変化などの改善が増益に寄与した。四輪車の販売は日本や欧州で増加した。二輪はインドと中南米などで販売が増えた。為替の影響で375億円の増益で、原材料価格の変動では貴金属価格の低下などで70億円の増益となった。

 

事業別では四輪の売上収益は1兆3200億円と前年同期に比べ2374億円(21.9%)増加し、営業利益は1364億円と前年同期に比べ545億円(66.4%)増加。二輪事業の売上収益は1048億円と同188億円(21.9%)増加し、営業利益は121億円と同61億円(102.0%)増加した。マリン事業が売上収益は302億円と同31億円(9.4%)減少し、営業利益は81億円と同12億円(12.9%)減少。その他事業の売上収益は28億円と同2億円(9.8%)増加し、営業利益は9億円と同2億円(27.5%)増加した。

 

二輪の世界全体での販売台数は、今期52万3000台で前年同期の48万1000台よりも8.7%増加。このうち日本は9000台で同1万2000台よりも25.0%減少、欧州が1万3000台で前年同等、北米は1万1000台で同1万台よりも10.0%の増加、インドが24万7000台で同19万3000台よりも20.0%増加、アジアは18万6000台で同20万4000台よりも8.8%の減少であった。

 

通期の業績見通しでは、前回予想を維持する。売上高は5兆6000億円、営業利益は4800億円とする。米ドルは145円、インドルピアは1.75円としている。二輪の生産台数は2万4000台減少の189万台で、販売台数は前年期よりも2万3000台、1.2%減少し189万2000台としている。

 

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