スズキは7月18日、「V-ストローム800DE」および「アドレス125」「アヴェニス125」について、国土交通省へリコールを届け出た。
対象のV-ストローム800DEの不具合は令和5年2月22日~令和6年2月19日に製造し661台で、リヤタイヤにおいてトレッド部に亀裂や変形が発生するものがあるとしている。そのまま使用を続けると異常振動が発生し、最悪の場合はトレッド部が剥離し走行安定性を損なうおそれがあるもの。これによる事故は起きていない。
V-ストローム800DE リコール
アドレス125とアヴェニス125では、イグニッションコイルのハイテンションコードにおいて製造管理が不適切なため、異品を装着したものがあるとする。そのため走行時の屈曲の繰り返しにより亀裂が発生し、そのまま使用を続けると断線してエンジンが停止し再始動できなくなるおそれがあるという。また、ハイテンションコードに亀裂が発生した状態で被水した場合、点火出力がリークして車速センサーやスロットルポジションセンサーが破損し、車速表示不良や始動不良となるおそれがあるもの。これによる事故は起きていない。
アドレス125は令和 4 年 9 月 5 日~令和 5 年 9 月6 日に製造した1244台で、アヴェニス125が令和 4 年10 月 3 日~令和 5 年 4 月 4 日に製造した942台。
アドレス125とアヴェニス125のリコール