カワサキモータースジャパンは、スーパースポーツモデルの新型「Ninja ZX-10R」を8月1日、「Ninja ZX-10RR」を9月12日に発売する。世界耐久選手権やスーパーバイク世界選手権(WSBK)で培った技術を投入し、エアロダイナミクス性能や車体制御性能を大幅に進化させたほか、コネクテッド機能の充実によって日常での使い勝手も高めた。
モデルチェンジで最大の特徴となるのが、新設計の大型ウイングレットの採用だ。高速域でのダウンフォースを高めることで前輪の接地感を向上させ、コーナリング時の安定性とライダーへのフィードバック性能を強化。従来モデル比で空気抵抗はわずか0.3%増に抑えながら、ダウンフォースは約25%向上したという。
外観も一新した。ウイングレットを中心にフロントカウル、サイドカウル、テールカウルを新設計し、次世代Ninjaスーパースポーツシリーズのデザインアイデンティティを採用。シャープでアグレッシブなスタイリングにより、フラッグシップモデルとしての存在感を高めた。
エンジンは従来モデルの高いパフォーマンスを維持しながら、排出ガス性能と冷却性能を改善。触媒下流へのO₂センサー追加などにより環境性能を高めつつ、触媒の小型化で重量増を最小限に抑えた。

Ninja ZX-10R

Ninja ZX-10R

車体では、増加したダウンフォースに対応するためシャーシジオメトリーを最適化。スイングアームピボット位置の変更やサスペンションセッティングの見直しにより、旋回性能とトラクション性能を向上させた。特にコーナー中盤から立ち上がりにかけての加速コントロール性が高められている。
電子制御装備では、5インチTFTカラー液晶メーターを新採用。ターンバイターンナビゲーションやラップタイマー表示機能を備えるほか、スマートフォンアプリ「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」と連携し、音声コマンドやナビゲーション機能も利用可能となった。
ラインアップは標準モデルのZX-10Rと、サーキット性能をさらに高めた限定生産500台のZX-10RRを設定。ZX-10RRにはPankl製軽量ピストンおよびチタンコンロッド、専用サスペンションを装備し、より高いレーシングポテンシャルを実現している。

ZX-10RR
税込価格はZX-10Rが248万6000円、ZX-10RRが347万6000円。販売は全国のカワサキプラザで行う。なお両モデルは「カワサキケア」対象車となり、3年間の定期点検とオイル交換などの無償メンテナンスサービスが付帯する。
WSBK直系の高いサーキット性能に加え、コネクテッド機能や快適性を強化した新型ZX-10Rシリーズ。カワサキは、サーキットからストリートまで幅広いシーンでライダーに新たな走りの体験を提供していく考えだ。





