カワサキモータースジャパンは10月1日、「Z650RS」「Z650RS Black Ball Edition」「VULCAN S」「VERSYS 650」「Z900」「Z900 SE」「Ninja H2 SX SE」の新モデル・新カラーを発売する。ミドルクラスから大型モデルまで幅広いカテゴリーで商品展開を強化し、ライダーの嗜好に対応したラインアップをそろえる。
従来モデルをベースにカラーリングや装備などを変更したモデルに加え、「Z650RS Black Ball Edition」を新たに設定。販売店にとっては、既存モデルの買い替え需要だけでなく、デザインや装備の違いを訴求した商談につなげられる商品構成となっている。
「Z650RS」は、コンパクトな車体に水冷4ストローク並列2気筒エンジンを搭載するモデル。丸型ヘッドライトや砲弾型メーターユニット、ティアドロップ型フューエルタンクなど、往年のスプリンターモデルを想起させるデザインを特徴とする。新カラーには「メタリックオーシャンブルー」を設定し、税込価格は108万9000円。
同モデルをベースにした「Z650RS Black Ball Edition」は、各部をブラックアウトした仕上げとクラシカルエンブレムを採用。メーターベゼルやヘッドライト、ホイール、タンク、サイドカバーなどをブラックで統一し、スタンダードモデルとは異なる存在感を打ち出す。税込価格は111万1000円。

Z650RS

Z650RS Black Ball Edition
クルーザータイプの「VULCAN S」には、「メタリックカーボングレー×メタリックブルーイッシュグリーン」を設定。649cc水冷並列2気筒エンジンを搭載し、ステップ位置などを調整できるERGO-FIT機能を備える。税込価格は105万6000円。
また、ミドルクラスのマルチパーパスモデル「VERSYS 650」も新カラーを設定。「キャンディライムグリーン×メタリックスパークブラック」とし、20Lの燃料タンクやロングストロークサスペンションなど、ロングツーリングから街乗りまで幅広く対応する商品性を訴求する。税込価格は116万6000円。

VULCAN S

VERSYS 650
大型モデルでは「Z900」と「Z900 SE」を展開。「Z900」は948cc並列4気筒エンジンを搭載し、電子制御スロットルバルブやIMU、KQS、エレクトリッククルーズコントロールなどを装備する。新カラーは「エボニー×メタリックカーボングレー」で、税込価格は148万5000円。
上位仕様の「Z900 SE」は、ブレンボ製ブレーキコンポーネントやオーリンズ製リヤサスペンション、減衰力調整機構付きフロントフォークなどを採用。さらにUSB Type-C電源も標準装備する。税込価格は166万1000円で、「メタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックマットカーボングレー」を設定した。

Z900

Z900 SE
最上位では、スーパーチャージドエンジンを搭載する「Ninja H2 SX SE」も新カラーを設定。「メタリックカーボングレー×メタリックディアブロブラック」とし、税込価格は313万5000円。IMUをベースとした電子制御やARAS、KECS、電子制御サスペンション、コーナリングライト、オートハイビームなどを装備する。

Ninja H2 SX SE
発表では、ミドルクラスの普及モデルからプレミアムな大型モデルまで、それぞれの商品特性を明確にしたラインアップとなっている。特にミドルクラスでは、650ccクラスの2気筒モデルを複数カテゴリーでそろえることで、ネイキッド、クルーザー、マルチパーパスという異なるライディングスタイルに対応する。
新車市場では、単純に排気量や価格だけで商品を選ぶのではなく、デザイン、装備、用途など購入理由が細分化している。今回のように同一排気量帯でもカテゴリーを広げ、さらにカラーや上位仕様を用意することは、販売店側にとって顧客の嗜好に合わせた提案の幅を広げる材料にもなりそうだ。
各モデルはいずれも10月1日発売予定。秋以降の新車商戦に向け、販売店では新カラーによる店頭での鮮度感に加え、モデルごとの用途や装備の違いをどう商談に結び付けるかがポイントとなりそうだ。



