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オートバイ練習会を始めた理由 【バイク業界「ウォッチ」】③ バイクの運転講習会、参加されたことありますか? 千葉オートバイ事業協同組合専務理事/読売自動車大学校非常勤講師 歌代徹氏

オートバイ練習会を始めた理由 【バイク業界「ウォッチ」】③ バイクの運転講習会、参加されたことありますか? 千葉オートバイ事業協同組合専務理事/読売自動車大学校非常勤講師 歌代徹氏

2022.01.01

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オートバイ練習会を始めた理由 【バイク業界「ウォッチ」】③ バイクの運転講習会、参加されたことありますか? 千葉オートバイ事業協同組合専務理事/読売自動車大学校非常勤講師 歌代徹氏

安全運転に関連する講習会に、自分のオートバイを持ち込んで受けるものが皆さんにはなじみがあると思いますが、一般的には自分のオートバイを持ち込んで受講する場合と、オートバイは主催者の貸し出し車両で受講する場合の2通りがあると思います。

貸し出し車両を借りて受講する場合は、自分をバイクに合わせての練習になりますので、ある意味教習所と同じような感覚だと思います。バイクもペダルやレバーの位置など、メーカーの新車出荷状態に準じた状態に点検、整備された車両がほとんどです。

自分のバイクを練習場所に持ち込んで乗る場合は、本来は自分の身長や体重に合わせて、安全な状態で合法的に乗り易いように調整されたもので練習し、自分のオートバイを上手に操作、乗れるように練習する講習会が多いと思います。

自分のオートバイもメーカー出荷状態のまま、自分に合わない状態で練習される方が多く目立ちます。
キチンとした調整がなされず、タイヤの空気圧すらおろそかになっているバイクで練習しても、オートバイが性能を発揮できず本来の動きにならず、操作するのに必要以上の力を要したり、操作が適切に行えず早かったり遅かったりと、思うようにコントロールできないのは「自分の腕前のせいである」と思い込んでいる方も多いようです。

自分の車両を持ち込む一般的な講習会では、その場で点検、調整をすることがカリキュラム上の時間や、また、スタッフの経験や知識が伴わない場合もあるため、難しいケースも多く何とかできないかと思っていました。そこで、「自分が主体となってやれば、そうした点検や調整の時間を作れる」と思い、所属するオートバイ販売店組織のオートバイ事業協同組合を実施主体として開催することに至りました。

オートバイ販売店の日常業務で適切な調整や点検整備をお客様のオートバイに施すと「乗り易くなった」「オートバイが思うように動く」などといった感想を頂けることが多かったので、練習会でも実施したところ、同様の感想を頂けることが多く「腕前のせいだけではない」ことを実感して頂けるようになっています。

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