
オートバイ販売店の全国組織であるAJ(全国オートバイ協同組合連合会)を後押しする、オートバイ政治連盟(吉田純一・会長)は6月10日、元自民党の今村雅弘・元議員らを招いて「二輪業界の明日を考える講演会」を都内で開いた。当日はAJの理事会が行われていたことで、聴衆には全国のオートバイ組合各単組の役員や関係者らも参加した。参加していたAJの大村直幸・会長は、参議院議員についてのオートバイ政治連盟としての考えを説明した。

AJ顧問に就く今村・元議員

オートバイ政治連盟の吉田・会長

AJ大村・会長
吉田・会長 「今村先生がいなかったら、押し切られていた」
主催者として冒頭あいさつに立った吉田会長は、今村正弘氏は佐賀県出身とした上で「長い間、自民党のオートバイ議員連盟議連の幹事長としてユーザーのための改策に取り込んでいただきました」と述べた。今村氏は現在の現役ライダーでもあり、その上でこれまで農林水産副大臣や復興大臣などを歴任したなどと紹介し「オートバイ業界としては自民党の重鎮として活躍してもらった。今村先生がいなかったら、税制もあの時に押し切られていたじゃないか」などと、これまでの功績を称えた。
今村・元議員 政府、産業であるオートバイの「理解」深めてほしい
平成8年の当選以来、9期連続で当選、28年間にわたり政界で取り組めたことに、改めて感謝のことばを述べた。
今村氏は講演で、自身が「なぜオートバイ関係に取り組んでいるのか」についての思いを語った。1つは「日本のオートバイ産業は、世界に誇る素晴らしい産業のため、もっともっと盛り上げていかねばならない。それにはマザーフクトリーであり、日本の国内でもっと盛り上げていかねばならない」といった2つのテーマを挙げた。