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オーストリア「BRIXTON」販売開始  モータリスト  ランブレッタ再興のKSRグループより

オーストリア「BRIXTON」販売開始  モータリスト  ランブレッタ再興のKSRグループより

2023.03.09

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オーストリア「BRIXTON」販売開始  モータリスト  ランブレッタ再興のKSRグループより

モータリスト合同会社(東京都大田区)はブリティッシュ・レトロやモダンをイメージしたオーストリア生まれの新興ブランド「BRIXTON」(ブリクストン)の2ファミリー5モデルの販売を始めた。ブリクストンはオーストリアKSR Groupのモーターサイクルブランドで、2016年にLambretta(ランブレッタ)を再興させている。

 

 

ブリクストンは「Classic Range」(クラシック・レンジ)と「Crossfire Range」(クロスファイア・レンジ)の2つの大きなファミリーで構成。

 

 

クラシック・レンジは、ブランドスタート時から125/250㏄クラスに5モデルをラインアップ。ブランドはあくまでもライダーが表現するスタイルをサポートする存在であり、安定したクオリティがそれを支え、ライフスタイルを形作るという哲学を体現する。

 

 

現在のクラシック・レンジにさらにスポーティ・スタンダード・クラシックな「Cromwell」(クロムウェル)シリーズ、カフェレーサースタイルの「Sunray」(サンレイ)シリーズ、超個性的なストリート・スタイルの「Rayburn」(レイバーン)シリーズ、スクランブラー・スタイルの「Felsberg」(フェルスベルク)シリーズとなる。

 

 

クロスファイア・レンジは、BrixtonのXの文字をアイコンとし、ブランドの「ロックンロール」、エッジの効いた新たなるストリート・カルチャーの旗手となる意味をも込められた新しいスタイルが特徴という。フューエルタンクに象徴的なXをデザインし、ボディ構成もそのXのエッジを生かしたスタイルで他とは一線を画するデザインとしている。

 

 

◆Cromwell(クロムウェル)

クラシック・レンジの中心モデルで125/250/1200の3種のエンジンラインアップ。125㏄は空冷単気筒EFIエンジンで、前後ディスクブレーキに2色のボディカラーを用意。歯切れのよいエンジンと、まさにコンテンポラリーなクラシック・ブリティッシュ・スタイルを具現化したタンクデザインが特徴としている。希望小売価格は49万5000円。

 

 

250㏄は145㎏と軽量でストリートファイターとして車列の先頭を駆け抜けるパフォーマンスを得ている。空冷単気筒エンジンにはEFI、前後輪のディスクブレーキはABS、2色のボディカラーはいずれも2トーン・デザイン。希望小売価格70万4000円。

 

Cromwell 1200

 

Brixton最大の排気量のクロムウェル1200は、水冷4サイクル並列2気筒エンジンで、1200㏄の排気量から108Nmのビッグトルクを、わずか3100rpmで発揮させるという。美しくデザインされたツイン・エンジンは魅せることにこだわり、ノスタルジックなだけではなくライド・バイ・ワイヤや最新のテクノロジーが採用されている。クルーズコントロール、選べる2つのライディングモードにトラクションコントロール。足周りは前後KYB製のサスペンションユニットとピレリ・タイヤを装備。価格は149万6000円。

 

 

◆Sunray(サンレイ)

Sunray 125

125㏄にミニマムクラスとは思えないほどの作り込みを与えたカフェレーサー。エンジンは空冷単気筒EFIを共有するが、低く構えたハンドルバーとバーエンドミラー、前後17インチのややファットなタイヤ、シングル・シートを想起させるエルゴノミクスにピンと跳ね上がったマフラーが特徴。価格は52万8000円。

 

 

◆Rayburn (レイバーン)

Rayburn 125

同騎手はクラシック・ボバー・スタイル。エンジンは空冷SOHC124㏄単気筒EFI。ツートーン・カラーの燃料タンクやスタイル、サイドカバーには小ぶりのレザー・バッグを備え個性的なスプリング・スタイルのシングル・シートとなる。価格は59万4000円。

 

 

◆Felsberg(フェルスベルク)

Felsberg 250 FT

 

同機種ではストリート・スクランブラーで、もっともスタンダードな125を、さらにダートライディングの愉しみを想起させる125XC(価格49万5000円)を用意。加えて、250㏄クラスにフラットトラック・ダートライディングをイメージさせる250FT(価格68万2000円)を用意。

 

 

◆Crossfire(クロスファイア)

クロスファイア・レンジはBrixtonの“X”をアイコンにデザイン。数学の未知数を表す”X”には、未知であること、多様性をあらわすもの、エッジの効いたもの、といった意味が持たされる。個性あふれるスタイリングはブランドを代表するものという。125XS(価格39万6000円)は、唯一の空冷エンジン搭載モデルで、コンパクトなボディながらもフューエルタンクはシリーズ共通のXをデザイン。前後12インチのタイヤは敏捷なハンドリングを約束するという。

 

 

同じ125㏄水冷エンジンを搭載するCrossfire 125(価格は60万5000円)は、斬新なカフェレーサースタイル。強大となるのがCrossfire 500(価格110万円)で、水冷DOHC2気筒エンジンを搭載。KYB製アジャスタブル・サスペンション、スーパーバイクで知られるJ.Juan製の前後ブレーキシステムを搭載し、古さを感じさせない将来に通じる美しさが特徴という。

Crossfire 500XC

 

500X(価格115万5000)はストリート・カフェ・スタイルをややリラックスさせた仕様。幅の広のハンドルバーに前後フラットなスタイルのシート、ブロックの大きなピレリMT60タイヤを装備。Crossfire 500XC(価格129万8000円)はラフロードモデル。ストロークを伸ばしたサスペンションに19インチタイヤとし、アップ・フェンダーを装備。その優れたハンドリングとともにラフロードをストリートの様に駆け抜けさせてくれるという。タンクパッドにサイドゼッケンプレート、ウィンドシールドやクラッシュバー、ラジエーターガードなどと装備も充実。

 

 

【KSRグループ】

1916年にオーストリアのクレムス(Krems)で貿易商としてスタート。現在のKSRグループを率いるキルシェンホファー兄弟の曽祖父が設立。家庭用電気などを中心に卸売商でビジネスを広げてきた。モーターサイクルビジネスは現在の同グループの代表を担う兄弟、クリスティアンとミヒャエルが会社継承後の1996年からスタートさせた。

 

 

両氏ともにモーターサイクルへの深い親しみを持ち、ディストリビューターとして経験を積み販売網を築き上げた。2004年には自社ブランド、KSRを名乗るオリジナルモーターサイクルをOEM商材として導入。商社時代に培ったアジアの国々とのコネクションを生かし、またそのスタイリングはKTMのデザインを手掛けていることでも知られる同じオーストリアのKISKAに依頼してスタートした。

 

 

2008年には中国最大の二輪メーカーで、4輪のオフロードビークルも製造するCF Motoのインポーター、2013年までの間、ディストリビューターとして欧州全土にネットワーク築く子会社(販売会社)をフランスに創業し、ヨーロッパ各地に子会社を広げた。2014年にRoyal Enfield、さらにBenelli、Malagutiと拡大。2016年にイノチェンティと共同出資してLambrettaを再興させ、さらにMotronをかつてのOEM商品の受け皿としてオリジナルブランド化し、ラインアップを拡充。

 

 

今日、同グループは年間販売約7万台と欧州最大のディストリビューター/ディーラーとなり、取り扱いブランドも10を超えるまでに成長。世界45のインポーターを擁するネットワークを持つ。また、Brixtonのために2017年、R&Dセンターを創設。ディストリビューターから真の意味でのメーカーへの脱皮の始までもあるとしている。

 

 

なお、同グループは今もなお「スマートプロダクツ」として家電から健康器具、ガーデニング、小型モビリティなどに広げ、多くのラインアップを展開しているほか、衣料製品、さらには経験を生かしたブランディングコンサルタントやデザイン、エンジニアリング、マーケティングを請け負うビジネスを展開するマルチプレイヤー企業に成長しているという。

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