
米ポラリス社の日本法人Polaris Japan 株式会社は、インディアンモーターサイクル2025年モデルの新型「スポーツチーフRT」「スーパーチーフ・ダークホース」、およびVツインエンジン・カテゴリーを革新的に進歩させた「チーフテン・パワープラス」「ロードマスター・パワープラス」の投入でパワープラス・ファミリーを拡大し発売。
◆INDIAN SPORT CHIEF RT
スポーツチーフRT」は優れたハンドリングと走行性能を提供するスポーツチーフを更なる高みのレベルに引き上げ、カスタムからインスパイアしたまったく新しいプレミアムコンポーネントを導入しファクトリーメイドの優れたパフォーマンスを満載するという。
同機種は、工場出荷時からカスタムスタイルを実現。新開発の全天候型ロック式リジッドサドルバッグを装備しブーツやパンツ、ジャケット、グローブなどライディングギア一式を収めることができる37ℓ以上の実用的な収納力を備える。ロック式リジッドサドルバッグは、「スポーツチーフRT」に標準装備し、チーフ全モデルにアクセサリーとして装着可能となる。
スタイリングには全く新しい2アップハイボルスターシートを装着し、洗練されたデザインと127mm高のボルスター(ライダーの腰の当たる部分)を備えた2アップハイボルスターシートは、アグレッシブな外観を実現すると同時にクッション性を高め、ライダーと同乗者の快適性を最大限に高めている。152mmの削り出しライザーに、モトスタイルのハンドルバーと削り出しトリプルを組み合わせた。フォワード・コントロールはライダーをよりリラックスしたポジションに保ち、クォーター・フェアリングと165 mmのウィンドスクリーンはウインドプロテクションとクリーンでスポーティな外観を提供。フロント19インチ、リヤ16インチのコントラストカット軽量キャストアロイホイールにMetzeler Cruisetecタイヤを装着sita.した。
101 mmタッチスクリーン・ディスプレイ(RIDE COMMAND搭載)は、グローブをはめたままでも、ハンドルバーのコントロールまたはディスプレイから直接各情報にアクセスすることが可能。ライダーは音楽の選択や、オーディオ設定の操作、バイクやライディングの情報にアクセスすることができる。2つの異なるメーターデザイン、バイクとライディング情報など複数のインターフェイスを循環表示させることが可能。ライドコマンドシステムをワイヤレスのヘルメット・インカムと組み合わせタッチスクリーンディスプレイから直接、電話情報へのアクセス、電話の通話/終話も可能。クルーズコントロール、キーレスイグニッション、ABS、LED照明、USB充電ポートなど、ライダーがライディングに集中できる機能を標準装備した。
心臓部にはサンダーストローク116(1890cc)空冷Vツインエンジンを搭載。空冷のシンプルさにより、スポーツチーフRTは156Nmのトルクを発揮し猛々しいパワーを発揮するという。3つのライディングモードも装備。さらに、優れたハンドリングと走行性能を提供し、標準的なカートリッジ式フォークよりも軽量なKYB倒立フロントフォークは、レスポンスに優れたフロントエンドのハンドリングを実現。FOX製パフォーマンス・アジャスタブル・ピギーバック・リヤショックが、快適性とカスタムルック・スタイルをさらに高めるとしている。リヤショックは 操作が簡単な23クリックツイストノブにより、コンプレッションとリバウンドダンピングを好みに合わせて調整でき、スムーズで快適なライディングを実現するという。ブレーキはデュアルブレンボ4ピストンキャリパーで、320mmセミフローティングローターとの組み合わせとした。
また、全く新しいPowerBand Audio BluetoothSpeakerを導入。高速道路での速度のクリスタルクリアなオーディオの90ワットを提供する。2025年の新製品は、ハイマウント・ティーバーで、カスタムルックをさらに加速させるハイマウント・ティーバーは、エンドキャップにインディアンモーターサイクルのアイコニックなブランディングをデザインしつつ、低速で転倒したときの車体への被害を低減するという。ハイマウント・ティーバーは、2022年以降のインディアン・チーフに更なるプレミアム感を提供し、クォーター・フェアリングには、ロータイプとトールタイプのフレアウィンドディフレクターを用意。夜間の視認性を高めるため、チーフ・パスファインダー146mmアダプティブLEDヘッドライトは、より遠くまで、より広く光を照射する。特許を取得した革新的なテクノロジーは、バイクの傾き角度をモニターし、前方への照射を最適化する。
◆INDIAN SUPER CHIEF DARK HORSE
スポーツチーフRTと同時に、新型スーパーチーフ・ダークホースも発売。フロントフェンダーからリヤフェンダーまでブラックアウトされたスタイリングとプレミアムグロスペイントを特徴とし、さらに重厚な存在感を高めた。リミテッドとダークホースの2つのラインナップを用意。いずれもサンダーストローク116を搭載し、RIDE COMMANDを搭載した101mmタッチスクリーンディスプレイ、ライディングモード、クルーズコントロール、キーレスイグニッション、USB充電機能などを標準装備する。
COLORS / 税込価格
【SPORT CHIEF RT】
・Black Smoke:346万円・Sunset Red Smoke:346万円・Heavy Metal:346万円
【SUPER CHIEF DARK HORSE】
・Black Metallic:328万円・Moss Green:333万円
◆「チーフテン・パワープラス」と「ロードマスター・パワープラス」
両モデルでは唯一のアメリカン水冷Vツインの、新型1834㏄のパワープラス112エンジンを搭載した。従来のVツインモーターが持つパワーの限界を超え、より安定した持続可能なパワーを発揮し、瞬時の加速と、全域でどのギアでも思いのままに高速を維持でき、外観スタイル同様にゆとりあるクルーズができる。
その実力はインディアン・モーターサイクル・レーシング・プログラムを通じて2年間かけて開発、改良した112ci(1834cc)バージョンの新型パワープラス・エンジンを発表し、2024年のキング・オブ・ザ・バガーズ選手権での優勝に大きく貢献している。
新型チーフテン・パワープラスとロードマスター・パワープラスのスタイリングは、よりコンパクトに、より軽快でより力強く見せるとしている。新しいフェアリングのデザインは流麗で空力特性に優れ、高速走行時のハンドリングと安定性を向上させ、従来のチーフテン、ロードマスターモデルと比較しても優れたコントロール性を実現するとしている。

ロードマスター・パワープラス
新しいLEDヘッドライトで、デイタイムランニングライトを中心にシームレスに統合することで、特徴的なフロントエンドに洗練された印象を与えるという。デザインの細部にまで細心の注意を払い、ブランドのアイコニックな要素を随所に盛り込みながら、クラフトマンシップの生み出す精密さを表現した。
1834㏄のパワープラス112エンジンは、モーターサイクルファンが求める馬力とトルクを提供する唯一のアメリカン水冷Vツインエンジン。 革新的な冷却システムにより、あらゆるコンディションで安定したパワーを発揮するとしている。126馬力と181.4Nmを発揮。バガーとツーリングのパフォーマンスをまったく新しいレベルに引き上げた。現代的なデザインのパワープラスは、オーバーヘッドカムと4バルブ/シリンダーを備えた高回転型水冷エンジンで、高馬力と高トルクを実現。パワープラスでは、従来のプッシュロッド式Vツインのように、ライダーが常にシフトチェンジをする必要はなく、ただスロットルをひねるだけで十分なパワーが得られるという。
フレーム形状および剛性は正確で軽快なハンドリングを可能にしながら、パワーを最大限に引き出す構造で、倒立フロントフォークとラジアルマウントのブレンボブレーキを組み合わせ、圧倒的なパワーの存在を際立たせ、ライダーに安定したライディング体験を提供するとしている。
ツーリングライダーのために、ロードマスター・パワープラスとインディアンパースートは、電子調整式リヤサスペンションプリロード・システムを備える。ライダーは長距離用に満載した荷物や2人乗りの際、ライドコマンドスクリーンでシームレスにリヤサスペンションの設定を好みのままに調整できる。ステッチ入りのクライマコマンド・ヒート&クールシートとグリップヒーターを装備。シートはライダーとパッセンジャーの双方がボタンでヒート/クールの調整が可能としている。
サドルバッグはリモートロック式を装備。チャレンジャーとチーフテン・パワープラスには68リットル以上、パースートとロードマスター・パワープラスは140リットル以上のストレージスペースを用意した。 さらに、安全なライディングを支える支援機能を標準装備する。パワープラス・ファミリーと同時に発売される純正アクセサリーは、個性的で快適性を高めるもの進化したテクノロジーを提供するものなどを用意した。
2025年のパワープラスでは、ライダーの認知性と利便性の向上を目的とした新しいライダー・アシスト機能の数々が盛り込まれている。
【新しいライダー・アシスト機能】
・バイク・ホールド・コントロール
信号待ちや渋滞、坂道など作動させることで、ブレーキ・システムが自動的にブレーキ圧を維持し、ライダーが休んでいる間にバイク動き出して転倒するのを最大3分間防ぐ。
・エレクトロニック・コンバインド・ブレーキシステム
ライダーのブレーキ入力に基づいてフロントとリヤの両回路のブレーキ圧を最適化し、バランスの取れた効率的なブレーキ性能を実現する。
・ブラインドスポット・ワーニング
後方の死角に車両を検知すると、ライドコマンドの画面とサイドミラーのインジケーターでライダーに警告。ライダーは好みに合わせて通知設定をカスタマイズ可能。
・テールゲート・ワーニング
警告システムは後方車両が、ライダーが快適に走行できないほど接近している場合にRIDE COMMAND画面とサイドミラーのライトインジケーターでライダーに警告。ライダーは好みに合わせて通知モードと警告距離を調整可能。
・リア・コリジョン・ワーニング
衝突の可能性が検出されると、リア・ライトで後方接近車両に警告を発する。
・スマートリーンテクノロジー
車両の傾き角を計算しその機能を調整することで、アンチロック・ブレーキ・システムとトラクション・コントロール・システムを強化。装備としてはダイナミック・トラクション・コントロール、コーナリング・コントロール、ドラッグ・トルク・コントロールを備える。

Chieftain PowerPlus Limited
COLORS / 税込価格
2025 POWERPLUS 112 LINEUP
【Roadmaster PowerPlus Limited】
・Black Metallic:523万円・Spirit Blue Metallic:528万円・Sunset Red Smoke:531万円
【Roadmaster PowerPlus Dark Horse】
・Black Smoke:523万円・Sunset Red Smoke:528万円・Nara Bronze Smoke:528万・Tom Gray:531万円
<MY25 Chieftain PowerPlus Family>
【Chieftain PowerPlus Limited】
・Black Metallic:453万円・Sunset Red Metallic:458万円・Heavy Metal:458万円
【Chieftain PowerPlus Dark Horse】
・Black Smoke:453万円・Sunset Red Smoke:458万円・Ghost White Metallic Smokec:458万円
<2025 Pursuit Family>
【Pursuit Limited】
・Black Metallic:523万円・Maroon Metallic:528万円・Springfield Blue:528万円・Heavy Metal with Black Metallic : 531万円
【Pursuit Dark Horse】
・Black Smoke:523万円・Heavy Metal:528万円・Sunset Red Smoke with Black Smoke:531万円・Springfield Blue Vivid Crystal with Onyx Black Vivid Crystal:531万円・Ghost White Metallic with Black Vivid Crystal:531万円
<2025 Challenger Family>
【Challenger Limited】
・Black Metallic:453万円・Sunset Red Metallic:458万円・Ghost White Metallic with Black Metallic:461万円
【Challenger Dark Horse】
・Black Smoke:453万円・Springfield Blue:458万円・Frost Silver Smoke:458万円・Moss Green Smoke:461万円