今年も残すところ1ヵ月となり、今年「2023年の年間販売台数」が見えてきた。本紙サイトが、今年の軽二輪(126~250㏄)、小型二輪(251㏄以上)の販売台数を予想した。すでに本紙サイトでは10月12日付の掲載で、今年の「出荷台数」予想として37万台前後と予想。11月の時点での今年の出荷は約37万3000台前後と見ており、今年の販売台数の予想についても取り上げた。
今年の販売市場は、物価の上昇が続き、総務省がまとめた3月の全国の消費者物価指数は、1年前に比べ3.2%の上昇し、家計の消費支出は、1年前に比べ実質1.9%の減少と2か月ぶりに減少するなど、財布ひもは固い状況を示した。ただ、コロナの5類により、富裕層を中止に国内旅行や外食も大幅に改善。
バイク市場では、3月から始まった各地で開催されたモーターサイクルショーでは過去最高の入場者数を見たショーもあった。新型コロナが5月に5類に指定されたことで、それまでの活発な需要を背景に、さらに車両やパーツの各メーカーをはじめ、販売店などでも積極的なユーザー向けの大小屋外イベントの開催が、これまでに見られないほど毎週の土・日曜、平日でもイベントが各地で行われた。イベント開催のあまりの多さで、ユーザーの参加も分散し市場の活発さに比べ来場者数が今一つというイベントもあるほど、休日は催しが重なった。