50㏄以下の原付一種の国内「出荷台数」が、今年、統計以来で遂に10万台を割りそうだ。自工会(日本自動車工業会)による今年の国内新車出荷台数では、10月時点の原付一種の累計台数は前年同期比28.0%マイナス。残す2ヵ月間で10万台超えは絶望的だ。
原付一種の今年の出荷台数は、昨年9月~今年10月までの累計台数で14ヵ月の前年同期割れが続き、今年1月~10月は前年同期よりも28.0%減少して7万8968台にとどまる。今年1月から月平均では7500台弱にとなる。残り2ヵ月で多く見積もって月8000台でも12月末時点の累計台数は9万5000台弱。10万台には満たない計算だ。
これまでの年間最小台数は、2020年の12万2416台で、2021年が12万7736台、昨年は13万1340台となりコロナ禍での移動手段で二輪需要が増加傾向を示したものの、原付一種については低迷が続いている。
以降、原付一種のこれまでの出荷台数を振り返り、原付二種との関係について触れた。