ウラルジャパンは、大阪モーターサイクルショーと東京モーターサイクルショーの出展を急遽取り止めた。ロシアとウクライナ問題について、3月11日現在のウラルニュースレターで、同本社の声明文の中で明かしたもの。声明文の全文は以下の通り。
本社声明文
親愛なるお客様へ
私たちは世界の他の国々とともに、ウクライナでの戦争によって引き起こされている言うに堪えない出来事と悲惨な人々の苦しみを目の当たりにしています。私たちが犠牲者の方々に対しどれだけ心を痛めているかは言葉で表すことができません。私たちはこの言葉を何度も繰り返すことしかできません。
この戦争はすぐに止めなければなりません。
今日までの長い日々の中での、お客様・パートナー・友人、すべてのウラルコミュニティの皆様からのサポートに心から感謝しています。
現在の状況について、以下の通りお知らせします。
1.現在、工場での新しいバイクの製造は保留中です。
2.車両と部品が入ったコンテナがいくつかあり、現在3月(米国行き)と4月から5月(オーストラリア、日本)に到着する予定です。
3.製造済みの出荷を待っているコンテナも多数あります。現在の主な課題である海上輸出の方法について模索中です。
※日本ルートについては既存ルートが依然使用可能
4.工場でのスペアパーツの製造は、引き続き完全に機能します。現在、これらの部品のロジスティクスを再編成しています。外部サプライヤーからの外部委託部品およびコンポーネントは、当社の流通会社に直接転送されています。
5.ディストリビューター(日本法人)およびディーラーによる部品、保証、および技術サポートは中断されることなく、引き続き最優先事項です。
全体として、状況は依然として混乱しており、予測が困難です。いずれにせよ、私たちはブランドの継続性を確保することに全力を尽くし、お客様と製品をサポートするために必要なすべての措置を講じる用意があります。
お体に気を付けてお過ごしください。
アメリカ合衆国ワシントン州レドモンド
Irbit Motorworks of America,inc. より
東京・大阪モーターサイクルショーについて
お客様 各位
平素は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
出展を予定しておりました3月19日(土)~3月21日(月)開催の大阪モーターサイクルショーおよび3月25日(金)~3月27日(日)開催の東京モーターサイクルショーにつきまして、昨今の情勢を踏まえ、社内で慎重に検討した結果、今大会での展示は適切ではないと判断し、大阪・東京モーターサイクルショーでの弊社による出展を取り止め致します。
ウラルの出展を楽しみにしていた皆様には、大変ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。
来年以降のモーターサイクルショーにて、再びお会いできることを願っております。
以上の様に綴っている。