【特集 インタビュー】モータリスト野口代表　　ショー出展「好機」弾みつける

新型コロナ拡大防止の一方、経済活動へと市場が動く中、バイク業界では今月の3月、3年ぶりに大阪・東京などでモーターサイクルショーが開催される。ショーの開催と出展を前に、伊メーカー「ファンティック」「ランブレッタ」、台湾の「SYM」などの輸入元モータリスト合同会社（東京大田区）の野口英康・代表に、昨今の市場をどの様に捉えているのか。さらに今年3年ぶりのショー出展への意味合い、出展後の取り組みなどについて取材した。

 

新型コロナが続いた昨年のバイク市場について、野口代表は好調とはいい難いが、「販売は一部の機種に偏って売れた」との見方を示している。さらに中古車市場では車両が異常に高騰したものの「もともと市場が良いわけではないが、これまでよりも比較的に良いみたいだ」と述べている。その一方で、流通段階である多くの販売店では需要に対し、新車の入荷がない、遅いことについては、正規のメーカー系専売店であろうが、量販店であろうが「力がある販売店には、新車が入荷されているようだ。販売店が計画以上のプラスの話になると、新車の入荷が足りないのだろう」との市場の見方を述べている。