【特集】全国の販売拠点7698事業所に　　平成28年「経済センサス」　　1事業所あたり販売額増加 地域別に注目

「二輪車の小売販売事業所数」（原付車を含む）は、全国で7698事業所となっている。公表される最新の「経済センサス」（経済産業省）によると、平成28年（2016年）の同調査の統計と過去の22年前の統計とで比較すると、全国の事業所数や商品販売額、売場面積はともに大幅に減ったものの、1事業所あたりの販売額は公表される統計以来で最高額となる。事業所規模では従業者数で縮小の一方で、拡大傾向もみられオートバイ業界全体では22年間で大幅にスリム化、強化されたといえそうだ。他方、各都道府県の二輪車販売店が地域の市場規模を把握できる、二輪自動車販売の年間販売額も以下の表の通り出揃っている。

この統計は同省により平成29年5月に「平成28年経済センサス」活動調査の速報集計結果が公表され、平成30年6月に産業横断的集計の確報が公表されているもの。経済センサスは、事業所・企業の経済活動の状況を明らかにするもので、国勢統計（国勢調査）、国民経済計算に準ずる統計となる。従業者数とは、「個人業主」、「無給家族従業者」、「有給役員」及び「常用雇用者」の合計。二輪自動車小売業には法人と個人の事業主が含まれる。