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【特集】「レンタルバイクだけで収益を」  自由度高い「モトオークレンタルバイク」活用で      J-netレンタリース㈱・レンタルバイク新千歳空港店/西村文明 店長

【特集】「レンタルバイクだけで収益を」  自由度高い「モトオークレンタルバイク」活用で      J-netレンタリース㈱・レンタルバイク新千歳空港店/西村文明 店長

2024.08.30

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【特集】「レンタルバイクだけで収益を」  自由度高い「モトオークレンタルバイク」活用で      J-netレンタリース㈱・レンタルバイク新千歳空港店/西村文明 店長

レンタルバイクは「副業じゃない」。Jネットレンタカーを運営するJ-netレンタリース株式会社の北海道の拠点「レンタルバイク新千歳空港店」は、オークネットが運営する「モトオークレンタルバイク」を導入し、しっかりと収益を上げようと取り組む。いまや車両販売の主事業の補填的な位置づけで、レンタルバイクサービスを提供する二輪販売店は多い。地域柄、冬の閑散期もあるが、同店の西村文明・店長はどの様にレンタルバイクで確実に収益を上げていこうと考えるのか取材した。

 

2023年3月末の二輪車のレンタル登録台数は、前年比15%増加の4455台(国交省)に増えている。Jネットレンタカーのレンタルバイク新千歳空港店では、新型コロナが蔓延する4年前より北海道千歳市でレンタルバイク事業を開始。レンタルバイク事業はJネットレンタカーの全国約120店の中で同店が初めての試みとなる。

 

――レンタルバイク事業を始めたきっかけは。

「前の上司がバイクを趣味にしていたこともあり、事業としてレンタルバイクにチャレンジしたいと言う想いはありました。以前に四輪店舗で原付車だけを取り扱ったこともあるのですが、主事業が四輪なため、バイクのレンタルユーザーへの知識も乏しく客層も四輪とは異なり苦戦しました。現在は北海道の新千歳空港店、埼玉県の越谷レイクタウン店の2店舗を展開、バイクユーザーにとって北海道はツーリングの聖地でもあり、そうした背景でバイクのレンタル事業は新千歳からスタートしました。」

 

取材に答える西村店長

 

「Jネットレンタカーは自動車関連のVTホールディングスのグループで運営しており、同グループにはロイヤル・エンフィールド(RE)の輸入販売元のピーシーアイ(PCI)もあります。REの知名度を向上したいという話もあり、REをラインナップに加えてレンタルバイク事業を始めました。このため当店では貸出車両のREの割合が高く、初年度は約30台が国産車でしたが、今年は60台のうち6台がREです。REは故障が少なくラインアップも増えており、お客様からの評価も高く、昨年よりご指名でお借り下さるライダーも増えています」

 

――レンタルバイク事業ではオークネットのモトオークレンタルバイクを導入したのは。

「導入の前に約1年間、レンタルバイク事業を行い自社単独で認知度を高めようとはしたのですが、なかなか思う様にいかず苦戦し、そうした時にモトオークレンタルバイクさんを知り加盟することにしたわけです」

 

「モトオークレンタルバイクでは比較的に加盟費用を抑えられ、貸出車両や当社のホームページで宣伝も展開できるなど自由度も高く、私どもの希望が展開できると判断しました。全国展開するモトオークレンタルバイクさんの知名度をうまく活用できていると思います。レンタルバイクはバイク店さんにとって副業的な事業であることが多いかもしれませんが、当社ではレンタルがメーン事業ですので本腰を入れて取り組んでいます」

 

「ですからモトオークレンタルバイク取扱店の中でも、この事業でバイク店さんも収益を挙げられるようなモデルケースなりたいと思っています。例えば貸出車両を紹介するための車両の写真でも、撮影角度や撮影部分に気を使い、お客様が知りたい様な情報提供を心掛けています」

 

レンタル車両を豊富に揃えている

 

――北海道では冬はバイクにとっての閑散期です。年間での収益性の心配は。

「地域柄冬は厳しいですが、レンタルバイク事業だけで、ようやく年間で見るとプラスの見込みが見えてきたところです。北海道の営業期間は4月下旬から10月末ですが、繁忙期の7月~9月の夏場の約3ヵ月間で1年分の収益をカバーしたいと考えています。車両は夏季だけ揃えて閑散期の冬場は車両によっては売却するなど、年間を通して検討していきます。越谷店でもレンタルバイクサービスを行っており、お客様の用途やニーズが異なりますが、越谷で稼働が見込める車両は越谷店へレンタル車両に回すなど、両店をうまく使っていこうと考えています」

 

――ユーザーは北海道ツーリングが主な利用用途か。また、独自のサービスなどは。

「当店は新千歳空港からほど近いため、観光ツーリングのお客様がほとんどです。当社では20歳以上のお客様を対象にしておりますが、レンタルバイクでは熟年層はもとより、20代前半のお客様も多く、免許取得後に間もないお客様も多く幅広い年齢層のお客様にご利用いただいています。最近ではハンターカブなどの125CCクラスで1週間かけて北海道を楽しむお客様も少なくありません。楽しみ方が広がっています」

 

「当店で独自のサービスとしては、空港と往復する送迎バスはもとより、ヘルメットやウェアなどもオプションで提供しています。ただ、ヘルメットなどは使い慣れたものをお持ち頂くように推奨しています。また、ETC車載器の取り付箇所など、部品やアクセサリーなどでお客様の使い勝手も考えながら取りつけています」

 

 

――今後の展開や課題は

「当店と越谷店でレンタルバイク事業の収益を高めてレンタルバイク店舗を増やしていきたいと思います。また、人気モデルのレンタル車両を揃えることや、REの様に当店だけで借りることができる車種なども揃えたいです。そのためにもオークネットさんのモトオークレンタルバイクをうまく活用して、いろいろできることにチャレンジして行きたいと考えています」

 

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