2024年元旦より能登半島地震と暗い出来事が続く。震災で亡くなられた方に悔やみと冥福を祈るとともに、被災者への見舞いと早い復興を祈るばかりである。こうしてスタートを切った今年、バイク市場とバイク業界はどの様に動くのか。昨年2023年は新型コロナの時とは市場は大きく潮目が変わった。明日へのバイクビジネス情報サイト「オートバイ流通新聞」では、今年のバイク市場とバイク業界の動向を予想した。
バイク流通を取り巻く環境からみると、バイクの市場や業界の動向だけに限らずバイク業界を取り巻くマクロからの影響も大きい。昨年はエネルギーの高騰、物価高、円安が続きバイクの新型車やアフター市場でも部品や用品の値上げが目立った。国内市場では新型コロナ時と変わって、在宅勤務が減り出勤する会社員が増え通常の勤務形態に多くの者が戻った。これによりある程度の自由時間が制限され二輪免許の取得機会も減り、取得者が徐々にコロナ前に戻りつつある。
円安の影響では車両メーカー各社で、海外需要の高まりと円安により為替差益も高いことから海外輸出が活発であったことが挙げられる。国産各社の決算発表ではバイク部門で海外市場での販売増加と為替による利益の増加が目立った。
2024年のバイク業界については、以下の様にみる。