
昨年、国内の「新車出荷台数」は過去最高であった1982年以来で最少記録を更新した。バイク業界は42年間、ほぼ縮小の一途をたどってきた。バイクメーカー側とバイク販売店、一方でバイク関係の各団体など、バイク関係各社や団体の最終目標を大きく括ると「多くのユーザーにバイク(安全に)を楽しんでもらいたい」といったことが挙げられる。しかし、そうした目標に対して、それぞれの立場があり、業界全体として歩調や足並みが揃っていないことで、バイクユーザー以外の一般者に振り向いてもらえない、バイク市場の縮小にブレーキを掛けられないでいるのではないか。といった懸念が湧いてでる。
2024年の国内「新車出荷台数」(日本自動車工業会)の全クラスの合計は、前年の37万6720台に比べ15.1%の減少し31万9700台であった(本サイト1月16日掲載)。過去最高であった1982年の約328万5000台以来で、それまでの最少であった2020年の32万8346台の最少記録を昨年は更新した。