「新基準原付」で9月30日まで意見募集　　警察庁　

警察庁は8月30日～9月28日までの期間、総排気量125cc以下の二輪車の「最高出力」を、現行の原付（原付一種）と同等レベルの４kW以下に制御した二輪車「新基準原付」の新たな区分について「道路交通法施行規則の一部を改正する内閣府令案」に対する一般からの意見の募集を行っている。新基準原付の施行は来年4月1日としている。

 

意見の募集はインターネットや電子メール、郵送で受け付ける。インターネットでは、電子政府の総合窓口「e-Gov」パブリックコメント意見提出フォーム、電子メールの場合はmenkyoka02@npa.go.jp、郵送は〒100-8974 東京都千代田区霞が関２－１－２ 送 警察庁交通局運転免許課法令係 パブリックコメント担当で受け付け。

 

現在の排気量50cc以下の原付一種は、排気ガス規制の対象に適用され、2025年年11月以降に製作ができず、規制をクリアする原付の開発、生産、販売の継続が困難であることを受けて、警察庁は現在の総排気量125cc以下の二輪車の 「最高出力」を現行の原付一種と同等レベルの４kW以下に制御した二輪車（新基準原付）を原付免許で運転できるようにするもの。

 

新基準原付については、安全性や運転の容易性などに問題がないかどうかを、車両の走行評価や関係者からのヒアリングなどの実施、検討を行った。その結果、新基準原付は現行原付と同程度に容易かつ安全に運転することができ、同じ運転免許区分とすることが適当と評価されたことを受けて、道路交通法施行規則（昭和35年内閣府令第60号）の改正案を一般に公表し意見を募集するもの。