
ハーレーダビッドソンジャパン(HDJ)は5年ぶりに新店舗を開設した。正規ディーラーの株式会社陸友・モータース(安達正純・社長)が、ハーレーダビッドソン(HD)のグローバル基準に適合する最新のストアデザイン採用の新世代型店舗「ハーレーダビッドソン横浜鶴見」を横浜市鶴見区に開設、5月9日に営業を始めた。最新のストアデザイン店舗は関東では初となる。
最新のストアデザインプログラムの呼称を“FUEL”(フューエル)としており、同社が2022年に米本社の新たなストアデザインプログラムを導入。新世代型店舗としては改装した沖縄と福岡につづく国内3店舗目で、関東背は初、新店舗としての開設は日本で初めての店舗となる。
HDは2022年にそれまでのストアデザインプログラムを改めた。新たなデジタルエクスペリエンス、グラフィックなどから伝えるメッセージなどと連動させ、“本物の”HDのディーラー体験、ブランド体験を実現するものとしている。特に3つのポイントを特徴とする。
一つは、それまでのコーポレートカラーのオレンジとブラックを採用したバー・アンド・シールドにハーレーダビッドソンの文字表記を組み合わせたロゴデザインであったが、HDを象徴するバー・アンド・シールドのシルエットだけを力強い太めのアウトラインの斬新でシンプルなデザインに変更。
二つ目は店舗デザインで、それまでの型にはめた店舗デザインを改め、ディーラーごとに特徴を生かし、顧客体験がパーソナルなものであるように地域のユーザーに好まれるデザインにした。同店はインダストリアルな外観でファクトリーを印象付ける店舗とした。「自分だけの特別なHD。それを作り上げるファクトリー。それらをイメージした線。そしてオレンジカラーの差し色で建物の無機質な印象に彩を加え、地域に調和する」デザインとした。
三つ目がHDブランド体験の提供では、昨今、オンライン普及で多くの情報をオンラインで入手される、ショッピングでもオンラインの利便性が高い一方で、情報提供は一方通行で偏りがみられることから、店舗では車両だけではなく、自分を主張できるカスタムが実現、日々日常でもHDに振れていることができるアパレル製品、共通の趣味や仲間との交流、喜びが提供できるHDオーナーズグループのHOGとツーリング体験を実現する場としている。
製品の購入の「場」だけに止まらず、ユーザーがHDを通して、HDのすべてを体験できる場がFUELとしている。HDJでは今後順次、全国のディーラー店舗をFUELへの改装を進めるとしている。

店舗事前公開の催しであいさつする玉木一史HDJ社長
◆ハーレーダビッドソン横浜鶴見 (Harley-Davidson® Yokohama Tsurumi)
店舗は横浜市環状2号線沿い、末吉橋近くに位置する。敷地面積は785㎡のうち建築面積は560㎡で、2階建ての延床面積が1200㎡。このうちショールームが350㎡、サービス工場は207㎡となり都心部では比較的に大規模な店舗となる。店内では最新2025年モデルや認定中古車、アパレルやカスタムパーツなどを展示。敷地内には四輪車10台を超える駐車スペースを確保。
FUELでは店内展示を、グランド・アメリカンツーリングやクルーザー、アドベンチャー、スポーツといったモデルカテゴリーごとに、車両の展示とカテゴリーに合わせたアパレルやグッズ、カスタムパーツなどを組み合わせて展示。ユーザーへカテゴリー関連製品を車両と合わせてディスプレーすることで、購入機会を高めていく。

カテゴリー関連製品を車両と合わせてディスプレー
・所在地:〒230-0011 神奈川県横浜市鶴見区上末吉5-14-9
・社名(代表者): 株式会社陸友・モータース(安達正純・社長)
・営業時間:10~19時
・定休:木曜・第3水曜

HDJ玉木・社長(右)より陸友モータースの安達社長(左)へディーラーを証明するプレートが手渡された