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モトグッツィ 新型「V7」3機種発売   「V7 STONE」「同SPECIAL」、復活の「同SPORT」、伝統と進化

モトグッツィ 新型「V7」3機種発売   「V7 STONE」「同SPECIAL」、復活の「同SPORT」、伝統と進化

2025.03.09

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モトグッツィ 新型「V7」3機種発売   「V7 STONE」「同SPECIAL」、復活の「同SPORT」、伝統と進化

ピアッジオグループジャパンは、モトグッツィ新型「V7 STONE」「V7 SPECIAL」、伝説のスポーツモデルの名を復活となる「V7 SPORT」(スポルト)を2月26日よりモトグッツィ正規販売店で受注販売を開始。出荷は8月より順次開始する。V7シリーズの魅力を維持しながら、スタイルとテクノロジーを進化させ、環境性能、パフォーマンス、ライディングの楽しさをさらに向上した。

 

同シリーズの新型では、縦置き空冷Vツインエンジンの新しいEuro 5+ 規制に対応しながらも、エンジンパワーは4%向上させ、強力でスムーズなトルクにより、あらゆる状況でライディングにメリットをもたらし、新たに採用したライド・バイ・ワイヤシステムにより、ライディングモード、クルーズ コントロール、ABS、トラクション コントロールを含む電子制御パッケージを充実させた。

 

V7 Sportは、象徴的なスタイルと最新のテクノロジーを組み合わせ、新たに倒立フォークやダブルディスク ブレーキ、専用マッピングのスポーツモード、6軸慣性プラットフォーム(IMU)による高精度なトラクション コントロールとコーナリングABSを備えており、歴代V7の中で最もダイナミックで先進的だという。

 

V7は1967年に初代モデルの発売から60周年を迎える。「Moto Guzzi」のDNAを最も純粋に体現し、伝統を忠実に守りながら進化し続けてきた個性あふれる希少なモーターサイクルとしている。同機種は2008年に復活して以来、一貫して進化を続け、幅広い多くのユーザーから高い評価を得てきたという。850ccエンジンを搭載した2021年の大幅なアップデートの後、美しいスタイリングとテクノロジーのアップデートを実行し、進化したV7 STONEおよび同SPECIALと共に、伝説モデルのV7 SPORTを再び市場に投入する。

 

◆ディティールにこだわった特徴的スタイル

V7のスタイリングは、Moto Guzzi の伝統と現代のモーターサイクルテクノロジーが見事に融合して調和し、構造的なフォルムを表すクリーンで飾らないディティールによって、より洗練したという。同クラスでは最大となる21リットル容量の金属製燃料タンクが、彫刻のような縦置き90°V型ツインエンジンのシリンダーヘッドを浮かび上がる。新デザインのサイドパネル、短くなったリアマッドガード、よりアグレッシブな形状のエキゾーストサイレンサーにより、新型V7 はより滑らかでダイナミックなスタイリングを形成するとしている。

 

V7 Specialのクロームを多用したエレガントな外観は、オリジナルV7 の精神を守りながら、Moto Guzziイーグルの形が浮かび上がる DRL付きフルLEDヘッドライトと、V7 Stoneと同一のデジタル一眼メーターなどの新テクノロジーも装備する。

 

全モデルに標準装備する丸形LCD一眼メーターは、選択されたライディングモードや、クルーズコントロールの速度設定などの表示機能を追加し、使い勝手を考慮した新しいハンドルスイッチにより操作が可能。各バージョンは同じデザインフィロソフィーを持ちながらも、それぞれ独自の個性を発揮し、V7 Sportは専用装備や特別なディティールである新設計のスポーティな軽量アルミホイール、アルミ製ヘッドライトブラケット、バーエンドミラー、ハンドルバークランプ、サイドパネルのアルミインサート、赤いステッチのスポーツシートなどにも顕著にあらわれている。

 

◆パワフルで高効率なエンジン

エンジンは、Euro 5+ 規制に適合しながら、モデル史上最もパワフルで高効率なエンジンとなる。従来と比較し排気量は853cc、ボア84mm×ストローク77mmの数値はそのままに、最高出力 65 hp/6800 rpmから67.3 hp/6900 rpm へと 4%増加させた。さらに、最大トルクが73 Nm /5000 rpmから79 Nm /4400 rpmに増加し、3500 rpmで発生する最大トルクの95%が得られるという。

 

これにより低中速回転域を多用する街乗りでのパフォーマンスと快適性が向上し、よりダイナミックなライディングに貢献するという。エンジン制御は従来のケーブル スロットルに代わり、ライド・バイ・ワイヤを採用し、52mm径シングル・スロットル・ボディを電子制御する。同システムによりスロットル開度を正確にコントロールでき、総合的な効率や燃料消費が最適化される。

 

またライド・バイ・ワイヤにより、ライディングモードを通じてトラクションコントロールやスロットルレスポンスなどのパラメータを電子的に調節することが可能だという。ライディングモードのROAD および RAINはすべてのモデルにセットされ、SPORTモードはV7 Sport専用に開発した。ライド・バイ・ワイヤの採用で、より積極的なバルブリフトプロファイルの使用も可能になり、パフォーマンスも向上したという。さらに、エアボックスの容量が27%増加したほか、オイルジェットシステムの強化によるピストンの冷却性能を改善し、パフォーマンスレベルの向上とエンジンの信頼も向上したという。

 

新しい排気システムも、EURO 5+ 要件を満たす3つ目のラムダセンサーを搭載し、よりスムーズなトルク伝達を実現するように最適化した。ローラータペットを備えたバルブシステム、アルミ製のプッシュロッド、20mm径のピストンピンを備えた軽量ピストンなど、ほかの優れたエンジンパーツは従来から継承させた。

 

Moto Guzzi スモールブロックエンジンは、パワーロスとなる部品が最小限に抑えられ、燃費効率も良く、冷却ポンプや長いタイミングチェーンもしくはベルトも必要ないとしている。

 

◆ライディングプレジャーの向上に注力した車体づくり

現在のV7の車体は、クラシックなダブルクレードルのスチールフレームを継承しており、シート・ハンドルバー・フットペグのトライアングル構成はそのままに、低いシート高と適切に配置されたアルミニウム製フットペグのおかげで、あらゆる体格のライダーに快適性をもたらすという。

 

フロントサスペンションは、V7 Stoneと同Specialは従来の40mm径のテレスコピックフォークを維持させ、同Sportは新たにプリロード調整可能な41mm径の倒立フォークを採用した。同Sport専用の軽量アルミキャストホイールは、同Stoneと比べ1.8 kgもの軽量化させ、ハンドリングの向上に貢献するとしている。リヤサスペンションは、プリロード調整可能なツインショックアブソーバーで、2名乗車時などのあらゆる状況において、大きいサイズのショックユニットが路面からの衝撃を制御し、快適な乗り心地を提供するという。

 

同Sportには、ダイナミックなライディングでも一貫して強力なブレーキ性能を実現するブレーキシステムにアップグレードされている。フロントブレーキには、320mm径のデュアルフローティングディスクに、Brembo製モノブロックラジアルマウント4ピストンキャリパーを装備し、応答性の高いマスターシリンダーと組み合わせることで高いブレーキング性能を発揮するという。

 

V7 Stoneと同Specialのブレーキシステムに変更は無く、あらゆる状況で信頼性の高いブレーキングを実現する320mm径シングル ディスクと、Brembo製4ピストンキャリパーを備えた。リヤブレーキにはすべてのモデルに、260mm径ディスクと2ピストンキャリパーを採用した。

 

V7 STONE

 

V7 SPECIAL

 

V7 SPORT

 

■ V7 STONE

・税込価格:145万2000円

・カラー:ルビードブラック、プロフォンドブルー

■ V7 SPECIAL

・税込価格:151万8000円

・カラー:エメラルドブラック、1969ホワイト

■ V7 SPORT

・税込価格:159万5000円

・カラー:レニャーノグリーン、ラーリオグレー

 

【主要諸元】

・エンジン:4ストローク空冷90°V型2気筒OHV 2バルブ

・総排気量:853cc

・最高出力:49.5 kW (67.3 HP) / 6900 rpm

・最大トルク:79 Nm / 4400 rpm

・シート高:780mm

・燃料タンク容量:21ℓ

・車両重量:Stone=218kg /Special=223kg /Sport=220kg

 

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