トライアンフモーターサイクルジャパンは12月4日、11月に発売した「スピードツイン1200」と、来年1月発売の「スピードツイン900」の発表(既報)、モデルを公開した。
主力のモダンクラシックの新型「Speed Twin 1200」と、よりアグレッシブなライディングポジションとシャープなレスポンスを実現した新型「Speed Twin 1200 RS」、スタイリングの大幅な刷新とアップグレードした新型「Speed Twin 900」を披露。さらに12月発売のトライアンフは伝統を受け継ぎ122年のDNAをたたえ、1907年のロゴをあしらい時代を超えたモダンクラシックシリーズの「ICON EDITION(アイコン エディション)」7モデル(既報)も披露した。
モーターサイクルユーザーでトライアンフファンでもある、お笑いのバイきんぐ小峠英二さん、タレントで俳優の平嶋夏海さんがゲストとして参加した。
◆近年、成長著しく 「年間販売5000台見えてきた」大貫社長
新型モデル披露の前に、大貫陽介・社長は近年の自社の実績を取り上げた。大貫社長は新車販売台数について「2024年11月末までのトライアンフの新車販売台数は12月を待たずに初の4500台超えを達成した」と成長ぶりを強調した。
さらに「トライアンフは日本市場で長年、年間販売台数2000台を目指し、2020年で2000台を超え、2021年では3000台を突破。昨年の2023年は4000台を超え、今年は11月末の時点で4500台を超え、年間販売台数5000台を目前に見えてきた。5年間で2.3倍に成長した」と、近年の成長の早さ、さらに年間5000台の販売に言及した。
成長のベースは「注力してきた販売ネットワークの強化、市場からの期待が寄せられる製品を適正価格で導入できた製品力による相乗的な効果」などと強調。
特に販売ネットワークでは、4月にトライアンフ金沢、同月に盛岡に準備室、6月は福岡が店舗を約2倍に拡大、同月に埼玉川口、8月には福島発の郡山、10月に仙台を相次ぎ開設したことで、これまで以上に多くのユーザーにトライアンフの世界観を身近に感じられる環境が揃い、全国34店舗に拡大。さらに「全店のうち、20拠点が新CIの導入とともに過去5年間で開店した」として、販売拡大の背景にネットワークの拡大の勢いを示すことばを述べた。
製品では今年1月に「スピード400」「スクランブラー400X」が、モダンクラシックファミリーに加わった。デイトナも「デイトナ660」で復活したなどとして、製品構成の拡大を挙げ、今回発売するモダンクラシックモデルの製品への期待を示している。
各モデルの詳細な説明は、同社シニアマーケティングの中根信吾マネージャーが行った。