2ヵ月振りに中古バイクの平均単価が過去最高を更新した。高値上昇が続いている。11月の業者向け中古バイクオークションでは流通台数は前年同月同等であったが、前月10月に比べると台数が減少し、落札車の平均単価は前年月を大きく超え、前月10月に比べても高まった。
JABA(日本二輪車オークション協会)が調べる「オークション流通結果」を基に、本サイトで各オークションでの落札車の平均単価集計したもの。JABA加盟オークション全13会場の11月の合計開催回数は前年同月の47開催に比べ2回債少ない45開催であった。前月10月49開催よりも減った。
13会場における11月の出品台数は、前年同月に比べ2.0%の減少で3万5365台、成約台数は同0.2%の減少で2万9141台、成約率は同0.2ポイント後退し82.4%であった。11月の流通は前月の10月の3万7558台に比べると11.4%の減少、成約台数でも10月の3万0505台に比べ11月は同10.0%の減少となる。ただ成約率では1.2ポイントの上昇となる。
今年1月から11月までの累計台数では、出品台数が前年同期に比べ1.4の減少で38万1007台で、成約台数は同1.8%の増加で32万3561台、成約率は前年同期の82.1%よりも2.8ポイント上昇し同84.9%とやや高まった。累計では出品台数は3月より前年同期割れが続いている一方で、成約台数は4月以降、前年月同期超えが続いており、買いの活発な応札が高まっていることを示す。活発な応札により落札車両の平均単価も高まったといえる。
相場である落札平均単価、各オークション会場平均単価、中古バイクオークション市場についての本サイトの見解などは、以下の通りとなる。