中古バイクの値がやや下落したが、依然と高止まりしている。10月の業者向け中古バイクオークションでの落札車の平均単価が前年同月比では高いものの、前月の9月の過去最高の高値に比べ下落した。協会加盟13会場での合計開催回数が増え全体の出品も増加したため、台当たりの応札が分散したことで値が落ちといたと言えそうだ。
JABA(日本二輪車オークション協会)が調べる「オークション流通結果」を基に、本サイトで各オークションでの落札車の平均単価集計したもの。JABA加盟オークション全13会場の10月の合計開催回数は前年同月の42開催、前月9月の39開催よりも大幅に増え全47開催であった。
13会場の10月における出品台数は、前年同月に比べ10.6%の増加で3万7558台、成約台数は同10.9%増加し3万0505台で、成約率は前年同月に比べ0.2ポイント上昇し81.2%であった。
10月の流通を前月の9月と比較すると、9月の出品台数は3万0330台に対し10月は前月比30.7%の大幅な増加、成約台数でも9月の2万6067台に比べ10月は同27.2%の増加となる。前月9月の全13会場での開催回数は41開催であったが、10月は8開催増え取引台数も増加した。成約率では9月の85.9%に比べ、10月は81.2%で4.7ポイント下落している。
今年1月から10月までの累計台数では、出品台数が前年同期に比べ1.4%の微減の34万5642台で、成約台数では同2.0%の増加で29万4420台、成約率は前年同期よりも2.8ポイント上昇し同85.2%に高まっている。
相場である落札平均単価、各オークション会場平均単価、中古バイクオークション市場についての本サイトの見解などは、以下の通りとなる。