ヤマハ発動機は新型スーパースポーツ「YZF-R9」を2025年モデルとして、北米、欧州およびその他の市場への導入を発表した。日本での発売は2025年春以降としている。
同機種は888cm3の水冷4ストローク、DOHC直列3気筒4バルブ、FIのCP3(クロスプレーン・コンセプトの3気筒)エンジンを搭載。“Re-DNAed Supersport”をコンセプトに開発したとしている。ミドルクラス最強のパフォーマンスの中に最高のエキサイトメントとスキルやステージを選ばないアクセシビリティを併せ持つ、懐の広いモデルに仕上げましたという。
スタイリングは“YZF-R”シリーズらしさを継承し、エアロダイナミクスを高めた新たな機能美を追求した。ヤマハ発の伝統でもある人機一体感を、動的にも静的にも強固なものへ進化させた。
主な特徴はトルクフルで余力のあるパワーを発揮するCP3エンジンに、スーパーポーツ最軽量の新型アルミフレームを採用した。緻密な減衰コントロールが可能な前後KYB 製の新型サスペンションを装備。水平を基調としたスタイリングであるR-DNA を受け継ぎ、より強調したデザインとし、さらにエアロダイナミクス効果の高いウイングレットを採用した新たな外装デザインとした。
ラップタイム計測や走行データの可視化が可能なアプリ「Y-TRAC」などつながる機能装備。路面状況に合わせた走行が可能なYRC(ヤマハライドコントロール)と、クルーズコントロールシステムなどの走行支援デバイスを搭載する。