ドゥカティジャパンは9月14日、新型「ハイパーモタード698モノ」(税込170万円~)を発売した。新開発のドゥカティ初の単気筒エンジンはリミッター1万0250rpmに設定され、市販単気筒エンジンでは最高クラスとしている。
搭載している単気筒エンジンはスーパークアドロ・モノとしており、市販の単気筒エンジンとしては最高クラスといえる性能を発揮するという。エンジンのリミッターは1万0250rpmに設定され、パワーも最高クラスの77.5ps/9750rpmを実現するというもの。
スーパークアドロ・モノ・エンジンは、ドゥカティ伝統を継承する2気筒エンジンであるスーパークアドロ・エンジンから派生する。1199パニガーレとともに誕生し、その後955ccへと進化したスーパークアドロ・エンジンの最大の特徴は、非常に高い回転数を実現する圧倒的なボア、ストローク比となる。ピストン、燃焼室の設計、大径バルブを含むデスモドロミック・システムは、1299パニガーレに搭載されたスーパークアドロ・エンジンと共通している。パニガーレのレーシングDNAのすべてを、1つのシリンダーに濃縮して詰め込んだモデルということが特徴。
重量はわずか151kg(燃料を除く)で、モタード・スタイルのライディングを楽しむための最新の電子制御を搭載した。ABSの設定に応じて有効になる「スライド・バイ・ブレーキ」機能は、サーキット走行時にカーブでリアブレーキを使用することにより安定したドリフト走行を支援し、「ウィリーコントロール」では設定に応じてフロントリフトしやすい制御になるという。ドゥカティ・パフォーマンス・アクセサリーで提供されるソフトウェアにより、さらに安定したウィリーを支援する「ウィリーアシスト」機能が使用可能となる。