ヤマハ発動機は2024年12月期の連結「第1四半期の連結業績」を発表し、同四半期では2期連続の増収、増益であったとした。
連結の売上収益は前年同期比5.9%(前年同期比356億円)増加の6421億円、営業利益は同2.7%(同21億円)増加し780億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同12.7%(同63億円)増加し560億円であった。為替レートは米ドル149円。
主力の二輪車で強い需要が続くインド、ブラジルで販売台数の増加、および台当たり単価が向上したことで増収となった。営業利益では二輪車事業での増収効果とコストダウンに加え、円安による効果もあり増益となった。
二輪が含まれるランドモビリティの売上収益は、前年同期比7.1%(前年同期比287億円)増加の4306億円、営業利益では37.3%(同136億円)増加で500億円を上げた。
ロボティクス事業の売上収益は3.3%(前年同期比6億円)減少の192億円、営業損失は(同4億円)37億円となった。
金融サービスでの売上収益は前年同期比50.4%(90億円)増加の269億円、営業利益が142.4%(同36億円)増加し61億円。
その他では売上収益が前年同期比10.2%(22億円)増加235億円、営業利益では同73.7%減少し(同4億円)1億円であった。
二輪車の販売台数は、前年同期比2.0%減少の122万8000台。このうち日本が同14.3%減少の1万8000台、北米が前年同期と同じ2万6000台、欧州は同5.5%増加の5万8000台、アジアが同7.7%減少し94万9000台、その他が同22.9%増加し17万7000台であった。