BRPジャパン株式会社(東京都港区)は4月1日付で、カントリーマネージャーに西 光寿が就任したと発表した。
西氏はこれまで二輪車メーカーや自動車サプライヤーなどで国内外における営業、マーケティング、ネットワーク開発、部用品セールス、サプライチェーンなどの要職を経験。カントリーマネージャー就任にあたり、これまでの経歴を生かし各取引先と協働の上、BRPプロダクトのブランド訴求に向け、さらなる成長を目指していくとしている。新体制のもと全社一丸となり、日本市場に合ったモデルラインナップ、サービスの提供に取り組んでいく。
カントリーマネージャー就任に当たり西氏は、コロナウイルス感染症による利用拡大、購買ブームが去り行く中、世界的な金融危機や国内や近隣国での地震災害などの厳しい情勢を取り上げ、「その中でもレジャー、ラグジュアリーなどの奢侈財の販売および成長環境が変化しつつあるなかで、今までもこれからも多くのお客様にBRP製品を通じてより楽しく、より安全に、そして安心して体験して頂きたく、なるべく明るい方向へ進んでいければ」などとしており、「BRPはSea-Doo(R)︎、Can-Am(R)︎、Ski-Doo(R)︎など1年を通して楽しめる、とても良い製品を作っており、正規販売店の皆様をはじめ、お取引のある会社・団体と共に大いに成長できる、とても力強く、興味をそそるブランドだ」と製品の魅力を述べる。
また、「BRPの世界観をお客様がより深く体感し、単なる購買活動だけでなく体験と経験をお届けできるプレミアムブランドとして全社で価値を押し上げて行き、私どもはBRPのビジョンである『Passion, Trust, Ingenuity, Drive(情熱、信頼、創意工夫、邁進する)』の名の下、皆様と共に成長していきたい」と、姿勢の示すことばを述べている。
BRP社はパーソナルウォータークラフト(PWC/水上バイク)『Sea-Doo』を始め、スノーモービル『Ski-Doo』、3輪モーターサイクル(トライク)『Can-Am Spyder/Ryker』、オフロードビークル『Can-Am ATV/SSV』など、本格的なレクリエーション分野の製品を開発・製造・販売するカナダの企業。
母体となるボンバルディア社は航空機や鉄道車両の分野でも知られる。1937年に世界で初めてスノーモービルを開発した頃から始まり、その後、パーソナルウォータークラフトやオフロードビークルなどと分野を広げ、2003年にレクリエーションに特化した製品を手がけるBRP社として独立。その後も革新を追求した新製品の投入を続け、パワースポーツ業界に革命をもたらし、2026年までの5年間に3億ドルを投資し、全ての製品ラインアップに電動車を投入することを発表している。
現在はカナダのケベック州ヴァルクールに本社を置き、カナダ、アメリカ、メキシコ、オーストリア、フィンランド、オーストラリアに生産施設を構え、全世界で1万4500人を超える人材を雇用している。