ミドルウェイト・スポーツであるトライアンフ「DAYTONA」(デイトナ)が復活した。3月12日にトライアンフモーターサイクルズジャパンが新型「デイトナ660」(価格108万5000円~)を発表。2017年当時、英本社プロダクト・オフィサー来日の際、デイトナ生産中止の理由を示唆していた。2019年よりFIMロードレース世界選手権モトGPのモト2クラスへのエンジン供給で鍛えられ、進化したパフォーマンスなどを備え再登場した。
同機種はトライアンフの特長である3気筒トリプルエンジンのパワーと、トルクの両方を併せ持ち、扱いやすいハンドリングなどミドルクラスでは最高のモデルとしている。市場では今日主流のミドルウェイト・スポーツのライダーには、スタイルや楽しさ、日常での使いやすさが求められていることからデイトナの復活理由を挙げる。市場ニーズに加え、手頃な価格帯でありながら高いオンロード性能とした。
1966年フロリダ州デイトナ・インターナショナル・スピードウェイバディ・エルモアは46位からチャンピオンに輝くそしてこれがデイトナ の名の由来となる。初代デイトナは1990年に発表され、2006年にデイトナ675ではスーパースポーツの世界を再定義。今回発表のデイトナ660ではミドルウェイト・スポーツをさらに再定義するものと位置づける。
前モデルのデイトナ675の生産を中止した当時、英国トライアンフ社のプロダクト・オフィサーのスティブ・サージェント氏が2017年10月に来日した際、デイトナの生産中止の理由について以下のように示唆している。