「輸入車小型二輪」(排気量251㏄以上)の年間販売台数が過去最高を記録した。JAIA(日本自動車輸入組合)がまとめた昨年12月の輸入小型二輪の販売台数と、2023年の年間台数が出揃った。12月の新規登録(販売)台数は前年同月比の伸び、台数でも大幅な増加であった。2023年の年間では前年比2.8%の増加で過去最高を上げた。12月の販売はトライアンフを除き、主要4銘柄で閑散期としては異例の販売台数であったとみられる。
昨年12月の輸入小型二輪車の新規販売台数は、前年同月の2491台に比べ20.6%の増加で3004台であった。前月11月の1979台と比べて51.8%の大幅な増加となる。
12月の主要5銘柄の販売台数は、ハーレーダビッドソン(HÐ)が前年同月に比べ152.9%で1249台であった。HÐの年間では12月が最高の台数となり、11月の730台に比べ171.0%となる。BMWが同85.3%の645台で、11月の414台に比べ155.7%となる。12月のドゥカティは同170.4%の334台で、11月の221台に比べ151.1%におよぶ。トライアンフモーターサイクル(M)が同148.1%の382台で、11月の285台に比べ134.0%になった。KTMは137.3%の173台で、11月の93台に比べ186.0%であった。
5銘柄は前月11月に比べ、揃って約50%以上の増加となる。閑散期としては異例の伸びを示した。特にHÐとドゥカティ、KTMは12月が年間で最も台数が多かった。
輸入車の年間台数、主要銘柄の年間台数、および本サイトによる市場の見方については以下の通り。