ヤマハ発動機は静岡・袋井南工場の屋根に大規模な太陽光発電設備を設置した。2023年12月25日より運用をはじめ、CO2削減を進めカーボンニュートラルを目指す。
大規模な太陽光発電のメガソーラーは同社の静岡県袋井市にある袋井南工場の工場棟屋根全面に475Wの太陽光パネル計4650枚を設置し2200 kW規模の電力を生み出す。同工場ではすでに2022年にもエネルギー棟の屋根に太陽光パネルを設置しており130kWを確保。今回の新設と合わせた発電出力は2330kWに及ぶ。国内の同社グループでは最大の発電力となる。
同工場で発電した電力は同工場で使うほか、余剰電力を2025年より中部電力パワーグリッドの送配電ネットワークを介してヤマハ発動機の他の事業所に送電する計画。余剰電力の活用によりCO2削減効果を上積みし、地球温暖化防止に貢献する。
ヤマハ発動機社は「グループ環境計画2050」で、2050年までに事業活動を含むサプライチェーン全体のカーボンニュートラルを目指している。太陽光発電の設置もこの実現に向けた取り組みの一環としている。