51㏄以上の中型クラスの国内「新車出荷台数」が連続して前年同月を超え、8月に比べても増加となる。自工会(日本自動車工業会)がまとめた9月の出荷台数の全体は、前年同月に比べプラスであった。前月の8月に比べても増加となる。排気量クラス、車種によって過剰傾向もうかがえる。
新車出荷台数はメーカーの生産工場から出荷した台数で、50㏄以下の原付一種から251㏄以上の大型二輪車である小型二輪までの、全クラスを通して一つの指標で流通台数として確認できる唯一のデータ。さらにオートバイ業界全体への影響が大きいため、関係企業や担当者らが注目する重要な指標の一つとなっている。
9月の全排気量クラスの合計は、前年同月の3万2300台よりも2.1%増加の3万2973であった。前月8月の2万9723台よりも10.9%の増加。9月の出荷台数は今年3月に続き二番目に高い水準になる。1月からの累計台数は前年同期比で昨年を超えている。累計台数では前年同期に比べ4.4%増加の28万2788台となった。
以下、排気量クラス別の台数と本サイトの見解などを取り上げた。