ヤマハ発　パワープロダクツ事業の一部譲渡へ　　子会社の汎用エンジン・発電機・除雪機で

ヤマハ発動機は3月10日、子会社の汎用エンジンや発電機、除雪機のパワープロダクツ事業の一部を、譲渡に向けて検討に入ったことを発表した。

 

 

同社は子会社のヤマハモーターパワープロダクツ株式会社（静岡県掛川市／ YMPC）のパワープロダクツ事業の一部である汎用エンジンと発電機、除雪機事業について、 株式会社名光精機（愛知県津島市）と明光精機の100％子会社のアースパワープロダクツ株式会社（愛知県津島市／EPP）との間で、事業譲渡することの検討を開始したもの。

 

 

YMPCのパワープロダクツ事業は、譲渡対象の汎用エンジン・発電機・除雪機事業のほかに、レーシングカート用エンジンの開発・製造を行っている。パワープロダクツ事業以外にもロ―スピード＆ライトビークル事業のゴルフ場で使用するゴルフカー、ゴルフ場以外の場所で活躍するランドカー、観光客の周遊や高齢者の移動手段として活用できるグリーンスローモビリティの開発・製造・販売も行っている。今年3月の従業員数は423人。

 

 

明光精機は2002年創業の超精密切削加工メーカー。 超精密加工の量産を得意とし、A/T制御用リニアソレノイド部品では鋳造、機械加工、表面処理、組立まで一貫生産を行う。さまざまな分野で開発に携わる開発力、超精密加工を機械化する技術力、高いクオリティで評価を得ているという。2021年の売上高は191億円、従業員数は309人で平均年齢36.2歳。