中古バイクの単価が再び上がり始めた。今年1月の業者間の中古車バイクオークションでの落札平均単価が、15ヶ月連続して前年同月を超え、前月比でも上昇した。1月は出品台数と成約台数がとも前年月比で増加し、成約率も前年同月に比べ高かった。
日本二輪車オークション協会(JABA)が調べる「オークション流通結果」を基に、本サイトで集計したもの。JABAが集計した加盟会場全体の1月の流通台数によると、出品台数が前年同月に比べ6.6%増加して2万8579台。このうち成約台数が同10.5%の増加で2万4054台となり、成約率は同3.0ポイント上昇し84.2%であった。
中古バイクの相場にあたる平均単価については、JABAが集計したデータを基に、本サイトにより主要10会場で落札された車両台数の平均単価を算出した。1月の平均単価としては過去最も高い前年同月に比べ4.8%上昇の19万8922円となり、2021年の11月より15ヵ月連続で前年月超えとなる。
平均単価は昨年の11月には過去最高の21万2233円の高値記録し、12月では前月よりも19万1256円に若干値が下がっていた。しかし、今年1月では昨年12月に比べ約7600円上昇し、再び高騰して19万8922円をつけたもの。
(記事:鈴木香)