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2022年の販売台数「10万台」超え! 「小型二輪車の販売台数」全軽自協調べ  1998年以来24年ぶり  12月前年月比7.8%増

2022年の販売台数「10万台」超え! 「小型二輪車の販売台数」全軽自協調べ  1998年以来24年ぶり  12月前年月比7.8%増

2023.01.10

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2022年の販売台数「10万台」超え! 「小型二輪車の販売台数」全軽自協調べ  1998年以来24年ぶり  12月前年月比7.8%増

2022年の年間販売台数が24年ぶりに10万台を超えた。排気量251㏄以上である「小型二輪車の販売台数」の2022年12月販売台数が公表されたことで、年間の累計台数が出揃ったもの。12月の販売台数は前月の11月に比べ大きく減ったが、前年同月比では7.8%の増加であった。年間販売台数は10万1000台超えと予想した本サイトのほぼ推定通りとなった。(記事:鈴木香)

 

 

 

小型二輪車の販売台数をまとめる全国軽自動車協会連合会の調べによると、昨年12月の小型二輪車の販売台数は、前年同月に比べ7.8%増加して6865台であった。今年9月以降11月までは前年月比で20%台の増加であったが、12月はやや伸びが縮小した。

 

 

12月の銘柄別の販売台数では、ホンダが前月の11月に比べると大きく台数が減ったものの、前年同月比では3.7%増加の1942台であった。ヤマハは前年同月に比べ7.1%減少し629台であった。スズキが同2.0%減少し488台。カワサキは同8.5%減少し1226台であった。輸入車などのその他は同30.4%増加して2580台を販売した。

 

 

12月の結果により年間の販売台数は、前年比20.7%増加して10万0889台となった。オートバイ流通新聞では、同クラスの12月の販売が前年同月を超え7600台前後とみていたが、大きく外れた。ただ、2022年の年間販売台数は10万1000台強との予想はほぼ近い台数となり、結果10万台を超え1998年の10万4744台以来で24年ぶりとなった。

 

 

銘柄別の2022年の年間累計台数では、ホンダが前年同期に比べ45.1%の増加で3万2759台となった。ヤマハは同22.5%減少で1万0519台。スズキが同18.9%増加の7861台。カワサキは同38.0%の増加で2万2246台。輸入車などのその他は同13.2%の増加で2万7504台となった。

 

 

2022年はホンダとカワサキが上半期に大きく前年月を超えて、さらにホンダに至っては後半も9月、10月は前年月比で80%近くの伸長となった。9月に年間で最高となる3839台を販売していることで、同クラス全体の10万台超えに大きく寄与した。

 

 

同クラスの販売については、国産3メーカーで店舗形態により販売する車両区分が異なり、主に251㏄以上の車両については専売店での販売割合がた高かったものとみられる。今年8月以降11月までの時点での出荷台数も前年を20~30%近く超えてきたことで、流通での車両在庫は充実していたと予想できる。その一方で昨年12月は、例年になく多くの販売店で早々27日には年末年始の休業に入る店舗も多くみられ営業日が少なかったことで、12月の台数伸びなかった要因として挙げられる。

 

 

他方、12月の伸び悩みとしては、冬季の影響や2023年に発売が予想される、または予定される新型車などの発表が各社で昨年11月には行われ、新型車に期待を持つユーザーの買い控えも影響していないとは言えない。さらに、コロナによるユーザーの生活習慣の変化によりバイク需要が高まってきたが、これまでの高い需要が落ち着いてきたことも挙げられる。同時に今年は物価高が販売に影響してくるものと思われる。

 

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