ゴールドウインが電動バイクの販売に乗り出す。同社は10月31日、スウェーデンの電動バイクメーカーCAKE 0 emission AB社(CAKE社/ケーク社)と、日本国内における独占的パートナー契約を締結したと発表した。2023年春ごろよりCAKE社が展開するプレミアム電動バイクの予約受付を開始する予定だ。
CAKE社の電動バイクは主に通勤・通学などに便利なモデルや、軽量で電気オフロードパフォーマンスの次世代型モデル、短距離輸送や迅速な市内配送に最適なモデルなどを展開している。ゴールドウインは日本での販売を、2023年1月からの3年間で5000台を目指す。販売モデルや販売チャネルは、現在検討しており順次発表するとしている。
ゴールドウインは2021年、中期経営計画の中で地球規模の気候変動の問題に向き合い、持続可能な社会の発展に寄与を掲げ、環境配慮素材の推進やリサイクル・アップサイクル事業の推進、カーボンニュートラルに向けた取り組みを積極的に展開。
この一環でモーターサイクル事業でもCAKE社が展開する、クリーンでサステナブルな電動バイクとの親和性が非常に高いと感じ、独占的なパートナー契約を締結したとしている。
CAKE創設者のStefan Ytterborn・CEOは「アジア進出には、ゴールドウインのようなハイクオリティかつモノづくりの造詣が深いパートナーと提携できることほど良いことはありません。ゴールドウインは長年にわたり私がよく知る会社であり、彼らの品質に対する責任、革新への情熱、顧客との関係構築力は業界をリードするものです」と、重要な市場の日本でゴールドウインとの契約に喜びの声を語っている。
CAKE社はスウェーデンのプレミアム電動バイクや自転車メーカーで、「エキサイティングなモビリティ体験」と「環境への責任」の両立を目指し、ゼロエミッション社会への移行を加速させることを使命に掲げる。また、持続可能性とは人と自然の共生をよりスマートで、環境に優しく、健康的かつ平和的に実現することにあるとしている。年齢や性別、サイズ、スタイルを問わず、誰しもが敬意をもって自然と都市を冒険できる製品を生み出していくことを目的に挙げている。