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7月 「輸入小型二輪の販売」2カ月連続で減少  輸入車協会  年頭より下降傾向、後半に懸念も

7月 「輸入小型二輪の販売」2カ月連続で減少  輸入車協会  年頭より下降傾向、後半に懸念も

2022.08.18

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7月 「輸入小型二輪の販売」2カ月連続で減少  輸入車協会  年頭より下降傾向、後半に懸念も

7月の排気量251㏄以上の国内「輸入小型二輪車」の新規登録(販売)台数は、JAIA(日本自動車輸入組合)によると、前月に続き今年初めて2カ月連続で前年月を割った。7月販売台数は前年同月に比べ7.8%減少し2014台であった。1月からの累計台数は、前年同期に比べ9.8%増加で1万4990台となり、前年同期超えを維持した。

 

 

販売台数は同組合の加盟14ブランドとその他を集計したもの。7月の銘柄別の販売台数は、ハーレーダビッドソンが前年同月比9.8%の762台。1月からの累計台数は、前年同期比で138.7%の6251台あった。BMWが同76.0%で367台であった。BMWは1月からの累計台数が同84.8%で2910台。ドゥカティは43.0%の120台で、累計台数は同89.6%で1169台。トライアンフMは91.0%で252台、累計台数は同103.3%の1968台。軽二輪車の販売割合が他社に比べ多いKTMが67.3%で111台であった。KTMの累計台数は同65.3%の711台であった。

 

 

近年、輸入小型二輪車では7月は販売が落ち込み、今年7月も前月に比べても26.9%と大きく下落。今年1月から5月までは、各月で前年同月を超えてきたが、6月に続き7月もは前年を割った。7月の累計台数では前年同期を超えているものの、1月の69.1%より各月の推移では伸びが鈍く、下降傾向が見られる。

 

 

世界的に二輪車の需要が高まっている一方で、各メーカー本社の生産状況が異なるものの、依然として部品調達の遅れなどで生産計画に遅れが生じているほか、原材料や輸送費の高騰、インフレなど多重に要因を抱える状況だ。

 

 

翌8月も各メーカーのディーラーが夏季休暇を取り、特に今年は車両の入荷が少ないとあって長期休業を取る店舗が目立っていることもあり、比較的に大きくマイナスとなりそうだ。今年の後半については、経済状況の好転が見込みづらいことで、各メーカーの生産、輸出、日本での入荷など厳しい状況といえなくない。

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