今年6の排気量251㏄以上の「輸入小型二輪車」の新規登録(販売)台数は、JAIA(日本自動車輸入組合)によると前年同月に比べ4.3%減少し2753台であったと発表した。今年初の前年同月割れとなる。1月からの累計台数は前年同期に比べ13.1%増加して1万2976台となった。
販売台数は同組合の加盟14ブランドとその他を集計したもの。6月の銘柄別の販売台数は、ハーレーダビッドソンは前年同月比94.5%の936台であった。1月からの累計台数は、前年同期比で143.9%の5489台あった。BMWが同87.1%で590台であった。1月からの累計台数は同86.2%で2543台。ドゥカティは98.7%の293台で、累計台数は同102.3%で1049台。トライアンフMは108.6%で429台、累計台数は同105.4%の1716台。軽二輪車の販売割合が他社に比べ多いKTMが47.7%で115台であった。累計台数は同64.9%の600台であった。
輸入小型二輪車の今年1月から5月まで、各月で前年同月を超えてきたが、6月は前年を割った。ただ、累計台数を月ごとに追っていくと、1、2、3月がそれぞれ前年同期比で69.1%、28.9%、24.1%と前年同期を超えたことで、今年の上半期である6月では13.1%プラスを維持した。
世界的に二輪車の需要が高い中で、日本に輸入される輸入車は本来から国産に比べ台数が多いわけではないが、世界的に資源や原材料の高騰、経済の物価の上昇、為替の円安でなども重なり、輸入車の生産や輸送などにも影響していないわけではない。各輸入元によっては在庫車も一掃し、今後の入荷状況によって各社で販売への増減懸念されるところだ。