5月の「都道府県別の販売台数」は一部地域を除き、軽二輪車、小型二輪車の全体では前年同月に比べ回復傾向がみられた。ただ、前月の4月に比べ両クラスともに、販売台数では少なくなった。小型二輪車は一部の地域を除き各地で堅調な販売が続き、1月からの累計台数では全地域で前年同期を超えた。全国の都道府県別の販売台数は、全国軽自動車協会連合会が公示する統計を本サイトの視点での見解を取り上げた。
5月の全国の合計販売台数は、126~250㏄の軽二輪車が前年同月に比べ5.1%増加し6348台で、小型二輪車は同39.5%増加の8309台であった。両クラスの合計は前年同月比で22.2%増加して1万4657台であった。
5月の販売台数は全国平均にすると、軽二輪車は昨年5月が114台であったが、今年5月の平均台数は119台で若干増加となった。小型二輪車の平均台数は昨年5月が112台であったが、今年5月は157台へと大きく増加。両クラスを合わせた合計台数の平均では、昨年5月226台であったが、今年は277台まで拡大し小型二輪が拡大に貢献した。
ただ、前月の4月に比べると台数大きく少ない。前月4月の平均台数は軽二輪車が167台、小型二輪車は227台。両クラスの全体の平均では393台であった。
特に昨年5月に比べ需要が高まったことで、前年同月を超えたとみられ、4月の前月に比べては大型連休があったことで、多くの販売店で車両の入荷遅れもあり長期休暇を取得したことで、販売台数が4月よりも減ったとみる。
各地域の5月の特徴としては、前年同月に比べ軽二輪車は平均では昨年よりも打数が増えたが、昨年5月の時点では8地域だけが前年を割ったのみで、今年5月は15地域で前年を割っており、5月は地域で販売が大きく増えた地域と減った地域で格差が出たと言えそうだ。
小型二輪車は島根と徳島が比較的に前年同期に比べ減少したが、そのほかの地域は前年月を超え、全国平均では46.8%増加となったっている。1月からの累計では全地域で前年同月を超えた。
各地域の販売台数は、以下の表の通り。