２月の軽二輪販売台数　　前年同月に比べ20％増5728台に　　ホンダ全体の5割超

2月の排気量126～250㏄の「軽二輪車の販売台数」は昨年の11月以降、5カ月連で前年同月を超えた。今年に入り2月も前年同月比で20％プラスを保った。銘柄別ではカワサキとホンダが目立って堅調な伸びをみせた一方で、ヤマハと輸入車などが含まれるその他は伸び悩んだ。

 

軽二輪車の2月の販売台数（全国軽自動車協会連合会）は、前年同月に比べ20.0％増加し5728台であった。昨年の11月より5カ月連続で前年月を超えた。昨年の10月から12月にかけては5％前後の増加であったが、今年は前月の1月は前年同月比で26.8％増加したが、2月はやや伸びが鈍化した。

 

 

銘柄別の販売台数ではホンダとカワサキは、前年同月を50％前後で超えた。特にホンダは台数もダントツで前年同月比でも比較的に大きく伸ばし、47.0％増加させ2890台であった。ホンダは同クラス全体の5割を超えた。ヤマハが同28.0％減少の847台、スズキは同13.0％増加で946台、カワサキは同58.1％増加の705台であった。輸入車などのその他は、同2.0％減少し340台となった。

 

1月からの累計台数は、ホンダが前年同期に比べ61.6％増加し5398台で、ヤマハは27.2％減少して1623台、スズキが13.9％増加の1779台、カワサキは25.8％増加で1196台、その他は15.0％増加の705台であった。

 

今月後半には、3年ぶりに開催予定の大阪と東京ではモーターサークルショーが開催される。開催後は昨年以上に市場での需要が高まるとみられ、メーカー各社ともにこうした好機に合わせて、製品の確保が予想され、今年前半は高い需要で推移されるとみられる。ただ、生産の遅延がどこまで解消されるのがキーポイントとなる。