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次世代モビリティとデジタルの融合が実現  「ジャパンモビリティショービズウィーク」と「シーテック2006」

次世代モビリティとデジタルの融合が実現  「ジャパンモビリティショービズウィーク」と「シーテック2006」

2026.10.16

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次世代モビリティとデジタルの融合が実現  「ジャパンモビリティショービズウィーク」と「シーテック2006」

千葉市の幕張メッセで10月16日まで開催した「ジャパンモビリティショービズウィーク」と「シーテック2026」。自動車大手とスタートアップ企業の出会いの場となるモビリティショーと、国内最大規模のデジタル技術の展示会となるシーテック。自動運転や先進安全技術でモビリティとデジタル技術の融合は加速しており、会場でも共通する新技術が目白押しになった。先行技術だけでなく、早ければ2027年にも市販化が見込まれる製品もあり、国内二輪車関連にとっても目の離せないイベントに成長している。

 

今回で2回目となるモビリティとデジタルの併催。二輪車にとっても目の離せない技術の一つがホンダの「CI運転支援スマホアプリ」だ。車両への後付けカメラとスマートホンが連動し、前後の状況を把握してスマートホンの画面と音で注意を呼びかけ交通安全に役立てるシステムだ。

 

今回はシーテックに本田技術研究所として自転車に装着して出展した。カメラを自転車の前後に装着し、システムを搭載したスマートホンに連動する仕組みで、前後方から接近する車両などを検知し、運転者に注意を促す。11月には埼玉県の和光市役所に20台前後を貸与して実証実験を始める予定で、早ければ2027年の市販化を目指す。

 

特徴的なのは自転車だけでなく、二輪車での使用も前提にしており、後付けタイプの安全支援システムとしての市場拡大が見込まれる。実際の使用感は、ハンドルに装着したスマホの画面と音で確認でき、自転車や二輪車の右後方から車両が接近した場合、スマホ画面の右サイドが赤く光る。さらに車両が後方から接近した場合は赤い表示部分がより大きくなるなど、運転者に注意を促す仕組みだ。

 

実用化間近になる後付けの安全運転支援装置

 

環境にやさしい製品をアピールした

 

先進安全技術を搭載する自動車の場合ならば、接近車両があった場合サイドミラーに点滅するLEDをイメージすればいい。接近注意を促す音との併用により簡易な仕組みで交通安全に役立てることができる。なかでも後付けにより、所有するオートバイやスクーター、自転車であっても利用できるのが魅了だろう。二輪車ではすでに、ドライブレコーダーと装着などが一般化しつつあり、こうした安全運転支援システムについても市場が拡大しそうだ。

 

エネルギーの多様化はモビリティショーの会場で顕著だった。ヤマハ発動機は電動を強調し、電動スクーターの「JOG E(ジョグ イー)」と「GEAREV(ギアレヴ)」、電動アシスト自転車「PAS Carigo(パス キャリゴー)」を展示した。

今回は電動の市販モデルを強調した

 

 

日本自動車工業会の合同展示エリアでは、水素エンジン搭載ゴルフカーのコンセプトモデル「DRIVE H2」を出展し、電動化と、水素燃焼エンジンの方向性をアピールした。電動車両はいずれも市販モデルで、来場者に会場のテーマでもあるマルチパスウェイをエネルギーの分野からアピールした。

 

カワサキモータースは「水素エンジンモーターサイクル」を出展。スーパーチャージャーを搭載する既販のH2をベースに、水素を燃焼室に直接する噴射する直噴水素エンジンを開発。実証実験を重ねている。燃焼室に直接噴射した水素と、スーパーチャージャーによって圧縮した空気を混合、スパークプラグによって着火する方式で、パワーと燃費の両立を図った。実験によって燃焼技術の確立を図りつつあり、将来に向けた開発をアピールした。国内においては、燃料電池車両と同様に、水素ガススタンドというインフラの整備が課題となるが、水素燃焼エンジンは船舶分野でも注目されており、世界的にみてもカワサキの取り組みは未来のためにかかせない取り組みとなっている。

 

水素燃焼エンジンの将来性を追求する

 

スズキは、2025年1月からインドでの販売を開始したバイオエタノール燃料対応の「GIXXR(ジクサー)SF FFV」を展示した。ガソリンに加え、20~85%のバイオエタノール混合燃料に対応するモデルで、植物由来の燃料での移動を市販車として実用化した。マルチウェイという多様化により、持続可能なモビリティの将来性を訴えたのが特徴だ。

 

また、長年にわたる電動車いすの技術を活かし、電動台車という新たなモビリティを提案した。スズキはベースとなる移動部分を提供し、台車の上部分は目的に応じて架装できるようにしている。農業用の台車や工場敷地内の搬送車、熊よけようのパトロール用台車など、様々な用途応じて対応する。移動という基礎部分をスズキが対応し、タイヤだけでなく無限軌道にも対応するなどして移動を確保することを視野に入れており、様々な企業などと強調して自動走行ロボットを導入するための「ロボットの足」を提供する。

 

インドで発売のジクサー SF FFV

 

 

すでに100台余りを販売した電動のタタメルバイクで著名な東京都大田区のICOMAは、よりコンパクトになる「tatamo!」を提案。特定小型原付区分として幅広いユーザーへの浸透を見込む。合わせて四輪でスポーツ走行を楽しめる超小型自動車の「セルフメイド」を出展した。安全運転への支援では、目の動きから運転能力を手軽に測定する「MEDEMIL Drive」をスタートアップ企業のMEDEMIL(東京都新宿区)が展示して注目を集めた。

 

MEDEMEL、眼の動きから運転能力を測定する

 

目の測定によって視野や追突を抑制する奥行きの見通しなど個々人の特徴を明確にする測定装置で、それぞれの弱点を把握すれば予防運転につながる。すでに警察関係や教習所、運送会社などで30台あまりの納入実績があり、2027年には100台の販売を見込む。

 

視野が狭くなる高齢者ドライバーへの対応だけでなく、若年層であっても自分自身の欠点を知るうえで関心を集めているとしており、実践的な安全運転の役立てることを目指している、ライドデザイン(大阪市此花区)はオーヴァーレーシングの協力を得て月面探索バイクを出展した。前後インホイールモーターを使用する二輪駆動の電動バイクで、究極の環境である月面の使用を前提に、地球上の災害時の活用を前提にして開発を進めている。

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