ポラリスジャパンは、インディアン・モーターサイクルの「チーフ・ヴィンテージ・スタージスSDエディション(Chief Vintage Sturgis, SD Edition)」を発表した。米国で開催される「第86回スタージス・モーターサイクル・ラリー」の開幕に合わせ、同ラリーの草創期にインディアン・モーターサイクルが果たした役割を称える記念モデル。ブランド創立125周年を記念し、シリアルナンバー入りで125台限定。日本市場への導入時期および価格は、後日発表するとしている。
スタージス・ラリーの起源は1938年。サウスダコタ州スタージスで、インディアン・モーターサイクルのディーラーと同社製バイクに乗るライダー仲間が「レースがしたい」という思いから集まったことが始まりとされる。当初は9人のライダーを中心に、約200人の観衆が集まるイベントだったが、ライディングやレース、仲間との交流を組み合わせた集まりが、現在の世界最大級のモーターサイクル・ラリーへと発展した。
同限定モデルは、こうしたブランドと販売店、ライダーが築いてきた歴史をデザインに反映。1930年代のインディアン車をイメージした「インディアン・モーターサイクル・レッド」と「クリーム」のツートンカラーに、同ブランドを象徴する多色使いのヘッドドレス・タンク・ロゴを採用した。サイドプレートの「56」は、ラリー黎明期にレーサーが車両へ手描きしていたゼッケンをモチーフとしている。

車両は、156Nmを発揮する空冷Thunderstroke(サンダーストローク)116 Vツインエンジンを搭載。スカート・フェンダーやイルミネーション・ヘッドドレス、ワイヤースポークホイール、ヴィンテージ・エスプレッソ・ソロシート、ヴィンテージ・ハンドルバーなどを備え、クラシックな「Indian Chief」のスタイルに仕上げた。さらに、1940年代のモデルを想起させるエンジンフィニッシュも採用している。
一方、現代の走行性能や利便性にも配慮し、「ツアー」「スタンダード」「スポーツ」の3つのライディングモードを設定。101mm(4インチ)の円形タッチスクリーンディスプレイには「RIDE COMMAND」システムを搭載する。
同社は2026年をブランド創立125周年の記念年と位置付け、年間を通じて製品、プログラム、プロモーションを展開する方針。今回の限定モデルも、単なる特別仕様車としてだけでなく、インディアン・モーターサイクルの歴史やライフスタイルを訴求するブランド戦略の一環とみられる。




